石膏ボード大っ嫌い
憂鬱な工程。石膏ボード。
なぜ一度も触ったことないのにこんなに憂鬱かというと、過去に煙突の際ケイカル板を使ったことがあって、あまりの脆さにこの手の素材はオレにまるで向いていないと苦手意識を持ってるから。
ケイカル板とにかく脆い。
ちょっと置く時に角当たれば欠け、端っこにビス打てば割れ、カットすれば粉だらけ。
こんな脆いクセに割と重い。どうなってんだ?
もうね、いい加減にしてほしい。
丁寧で慎重に扱える紳士な人じゃないと触ってはいけない素材。
それと同じ匂いがする石膏ボード。
でも逃げてばかりじゃ進まない。
触ってもみないで嫌うのもアレだし。イヤな予感しかしないが、まずはやってみましょ。
ウチはサンパチ(910mm×2438mm)ってサイズで9.5mm厚の石膏ボード。
耐力壁用の構造用合板と同じサンパチにする事でカットが少なくてすむかな、と。
そして12mmは重たそうなので9.5mmの方向で、と短絡的に。
大して調べてないが、カットは丸ノコじゃなくカッターでできるとな。
マジか?
上の薄紙を切る程度の軽い力でカッターで筋を入れ
カット面をはみ出させてポキっと折る。
おおおおおおお。
こうなったら今度は紙一枚つながっている裏の紙もカッターで切る。
で、カット終了。
マジで?
初めてやったけど超簡単♪
もしかして石膏ボード扱いやすいんじゃ。
あんま粉っぽく汚れてないし。
い・い・ぞ。
で、設置場所に運ぶ。
あ。
端に32mmのコーススレッド打ったら壊れましたが・・・。
ポロポロと。もう・・。
おまけに外周数カ所ビス打って固定してから(毎度毎度でイヤになるが)真ん中の柱がドコか見失い、上の天井下地を参考に適当に線引いてビス打ったら、線上に柱なーし
ワーイ\(^o^)/ワーイ (下写真真ん中の穴)
ズボっと抜ける気色悪い感触。
んもう!
アッタマ来たけど深呼吸して、ちょいズラしてうーつ。
ん?手応えあり!
が、今度は深く打ち込みすぎて石膏ボードの紙を突き破って潜り込む。(下写真上の穴)
マジかよ・・。
そんなに繊細なのかよっ。
オマエは家を支える建材じゃねーのか?
もう何だか泣きたくなるくらい脆いんですけど。
ボロボロするわ、すぐ突き抜けるわ、どうなってやがる!ガルルルル・・・・。
よく考えてみたらカッターでカットできるんだもんね。
「こりゃ扱いやすい」とか喜んでる場合じゃなかった。
なんていうか石膏ボードって正体は紙じゃね?
紙がなければ形を保てないんじゃね?
石膏ボードのATフィールドは「紙」で、ガサツに扱うオレがアンチATフィールド。
(うまいコトを言った気がしますが、知らない方はスルーでどうか・・)
そりゃ壁にパンチすれば穴開くわ。
初の石膏ボードを一枚張ってコイツの脆さはわかった。
まったくもってオレに向いてねえ。
と、ここでハッと思い出す。
そういえば物置小屋の胴縁つけるときに下地(柱の位置)がわからなくて、安い(1000円くらいの)下地センサー買ったな、と。
あのトキは構造用合板の上に透湿防水シート張った状態でセンサー使ったがまったく役に立たなかった。(センサーが笑っちゃうほど役に立たなかったので、親方(ヨメ)にはソレ買った事すら内緒にしてモノ自体隠してた)
もしかしてココで使えるんじゃね?
!!!
反応してる!それっぽい場所で!
左右から探して位置を記録すれば柱は見つかることに気づく。やった!
何?このセンサーって石膏ボードの上から専用なの?
何にしても親方にも言えず隠しておいた1000円の役立たずが日の目を見てよかった。
気を良くして2枚目もやりましょう。
サイズ測ってカッターでカット(ここはいい。とてもいい)
で、
入らねえ。
オレはいつになったら正確にサイズ測れるんだよ。もう!
当たり前だがあて木して叩いたり、力で無理に入れちゃダメだ。
そんなコトはこのド素人でもわかる。
で、中学の授業で買わされたシリーズのカンナでガリガリ。
・・・。
あーもう。オレ石膏ボード嫌い。
紙はボロボロするわ、何から何まで粉だらけだわ。
カンナじゃなくてカッターか?とカッターでガリガリ。
なんとか入ったものの、粉まみれのオレは初回から心折れた。
嫌いだわ。石膏ボード。大っ嫌い。
なんでこんなもんが壁や天井のスタンダードなんだよ。
天井なんて石膏ボードにしなくて良かった。
石膏ボードとの格闘はまだまだ続く。