炉壁に着手してみろとガイアが囁く
大好きなママがあたしを置いて英会話に行きやがったので、大きなタメ息ついてフテ寝のフリしてたら、
なんだかガチで熟睡しちゃった。
さて、
かわいい天使のコトをのんびりをブログに書いている場合じゃないほど、色々と追い立てられてる男 is オレ。
みなさんこんにちわ。
何に追い立てられているかはご存知TOKYO 2020までに薪ストーブ設置(薪ストーブ設置委員会)の件。
TOKYO 2020どころか消費税増税前に薪ストーブを!と、思いつきでとんでもない前倒しをしたので、現状慌てているわけです。
面白みもなくただセルフビルダー失格の烙印を押されたドタバタがありつつも、どうにか炉台(薪ストーブを置く床)は完成した。ことにした。
比較的クランクのない十字路。
目地もしっかり硬化してやがるし、入れ歯安定剤もいらないし、もちろん手でタイルを剥がせるなんてコトもない。
これ以上のデキをオレに望むのは酷ってもん。
そんじゃ倒しても倒しても次々に現れる懸念から、
次の懸念材料であらせられます炉壁(薪ストーブの壁)に取り掛かりたい、と僕は思うんだよ。人を笑う方じゃない。
炉壁ってのは、
高温になる薪ストーブをそのまま家の壁の近くに設置すると、家の壁が熱せられ、中の木材の柱なんかが長時間かけて炭化して火事を起こす危険があるらしいとか恐ろしいコトを言われるので、その熱を遮断する壁をもう一枚作るという感じ。
でっかーい家の部屋の真ん中に薪ストーブ置けるなら壁の保護などいらないが、ウチのような17畳ほどしかない手作り小屋の真ん中に薪ストーブなんて置いたら、ただの薪ストーブの保管場所になってしまうので、出来るだけ端っこに寄せておくべきだジークジオン!
で、色々リサーチすると炉壁ってのは実際の壁から25mmほど離して設置と。
この25mmの空気層が壁に直接熱を伝えない遮蔽板となる。
炉壁の多くは壁から25mm離したトコにレンガ積みなんじゃないかな。
レンガ積みの炉台に炉壁なんて実にカッコいいのだが、今のメインベースにはどうにも似合わない(ゴツすぎる)気がして炉台はタイルを選択した。
炉台も炉壁もタイルにするつもりでセール品のタイル(500円 / ㎡)を買ってあるからね。
で、
シェリー、25mmの空気層を作る為にどうすりゃいいかい?
シェリー、またケイカル(不燃材)を使わなきゃならないのかい?
シェリー、2度と耐火セメントなど使いたくはない
シェリー、オレは負け犬なんかじゃないから
シェリー、オレはまだ耐火セメントの件でバカと呼ばれているか?
オレは真実へと歩いてゆく
と、脳内シェリーと相談しながら出した答えは、
ベース近くのホームセンター三軒回ってようやく見つけた軽量鉄骨(軽天)。
よく天井の下地なんかに使うらしい。よく知らないけど。使ったことないし。
だって薪ストーブで部屋の壁の中の柱が炭化して火事とか脅されてんのに、この炉壁作るのに木使ったらそれが炭化すんじゃねえか?と。
そんな恐ろしいコト言うヤツがいるのなら、
燃えない素材で作りましょうそうしましょうと。
(正直言ってそんなに過剰に警戒しなくても大丈夫じゃねえかな?と素人ながらには思ってる。薪ストーブの火災で一番多いのは煙突の掃除を怠って中でこびりついたタールが燃える「煙道火災」だって言うし。でも素人であるがゆえに思いつくことはやっときましょうそうしましょう)
で、
この軽量鉄骨(軽天)をようやく見つけたのはいいが、
希望するサイズ(25mm厚)が売ってなかったし、4mで6,578円(増税前)もすんのかよ。
シェリーとの脳内会議の結果、ウチは1.2mの長さが6本欲しいので、そうすっと4m二本買うのかあ。
高い!高いよ!スレッガーさん!
うーむ。シェリー、どうすりゃいいかい?
何か他に代わりになるものはねえかな?
もしくは軽量鉄骨(軽天)も4mじゃなくて2.5mとかのサイズもあるようだからそれ置いてねえかな?そしたらすぐに運べるし。
と、
地元のホームセンターをウロウロしてたら、
こんなのを発見して脳内シェリーと相談した結果突然コレに決めた。
ホントその場で突然。
これは、
ガイドレールとか言う初めて聞いたモノで、本来何かをガイドしてレールするんだろうけど、オレがイメージしてる炉壁の下地になんだかなりそうな気がする〜。あると思います!
しかもサイズが2.7mだから一本から1.2mが二本取れて、これを3本買えば余りも少ない。
し・か・も!
これ一本1,500円だったから3本買っても4mの軽量鉄骨(軽天)より安いじゃねえの!
シェリー、オレは決して間違っていないか?
シェリー、オレの笑顔は卑屈じゃないかい?
買っちゃってから、ホントにいいのかな?
とか、
超絶に不安しかないけど、やってみてダメだったらダメで耐火セメントのように正直にブログに書いてネタにするか、一切誰にも言わずなかったコトにするか、それはオレ次第じゃねえか、なあ?シェリー。
サイズ的には、
幅が45mm
奥行きが25mm(これが空気層になる。天才かよ)
なんか折り返してる部分の幅が11mm(オレの脳内イメージではここが大事だった)
まずは、
コレを固定したい壁の中の柱が、2×4材なので柱の幅が38mmしかない。
見えない壁の中であんなトコにビス打つのは神様だって不可能。
てかそもそもハミ出してる。
なので、あの折り返しのトコにケイカル板を固定する使い方でいく。
ケイカルの端材で、
第一回テスト、アムロ行きま〜す。
失敗。ありがとう。
下穴も開けずにいきなりドリルビス打ち込んだら思った通り割れた。ありがとう。思った通りだよ。
下穴を開けてからもう一度トライ。
オッケー!グーグル。
これでいいんじゃねえか?
バッチリ固定されてやがる。
そんじゃ
スライド丸ノコの刃は木材も金属もバッチこい!な刃なので、
難なく切断。1.2mでカットしてやった。
んで、
こんな方向で固定する次第の所存
で、どっかで熱い空気を上に抜けさせるって意味で、下に隙間をつくると読んだので、天井材の端材(15mm)を置いて下を開けるコトにした。
炉壁の下地になるあのガードレールを6本カットして、
さあ、問題はあの白い珪藻土の壁の中のドコに柱があるかってコト。
なんとかしておくれよ、ドラえもん。
ほい、きた。のび太くん。
どこでも静香ちゃん
"下地センサァー"
壁の中の柱を見つけてくれる信じられない機能をもつ道具。
なのだが、
なーんかイマイチ信用できねえなあ。
ピーピー矢印出してるトコがデタラメすぎる気が。
久々の出番で張り切りすぎだろ?ピーピーピーピーと。
ので、
ちゃんと建築中にメモってあったオレ天才すぎ。
これで実際に採寸しながら
(ただしこの後に石膏ボードや珪藻土塗ってるのでその分考慮して)
さらに浮かれてる下地センサーも併用して柱の位置を割り出す。
ドカーンと一発やってみよーうよー!
よおし!うまく柱にヒット。ガッチリ食いついた。
やっぱりか。そうだと思った。
ほい。
この調子で
耐火セメントんトキと違って、心に余裕があるからさ、
ちゃんと水平だってみてさ、
ビシバシ留めていくんだよ。
おっと。
手応えなーし。ズボッと抜けやがった。
バカも休み休みYEAH!
いいっていいって。
思いつく失敗はスベテやってみるのがチロル工務店。
なんか断熱材も巻き取ってきたけど知るか。
二本ほど柱を打ち損なったけど、そんなん失敗のうちに入らねえくらい、自分がイメージしていた通りに下地を取り付けた。
下は、
こんな感じ壁自体を炉台から15mm浮かして熱い空気を上に抜く所存。
よおし!
なんだか今日は調子がいいじゃねえか。
天気予報は雨だって言うし、待ったなしの作業に集中してえから、この日はチロたん置いてひとりで山に来てるから、寂しいけどこの調子で行くぜ。
今日はイケる。脳内も調子にノッテきやがった。
▲脳内こんな感じ。ガイアが俺にもっと輝けと囁いている。
よおし。
そんじゃあ調子こきまくってる今こそ大嫌いな素材ケイカル板をカットしてやるし、何処までもクレバーに抱きしめてやる。
物置小屋から脆いクセにクソ重てえケイカル板を
4枚まとめてデッキまでヒーヒー言いながら運んで一回死んで、死刑 THE サトシを脳内でボッコボコにして少し気が済んだので、早速採寸してさあカットってトコで、
ポツポツと…。
う、嘘だろ…。
ガイアとか言ってごめんなさい…。
たった今運んできたクソ重たいケイカルを急いで軒下に移動して、
そういえばこの日の天気予報雨だったとここで思い出したわ。
だからチロたん置いてきたんだし。
んもう!
ヤル気があって調子もよければこれかよ。
「死刑 THE サトシ」のやろうもう許さん。
肛門エアコンプレッサーの刑執行。
でも、
毎日のようにおばあちゃんの手を引いて横断歩道を渡る感じのオレの行いがあまりにもいいので、短時間で雨はあがった!
またいつ降ってきてもおかしくないけどここで「もうやーめた。だって悪いのはオレじゃなくて雨だし…」じゃなく「ええい!このチャンスを逃すな!」って、瞬時に思いつくくらい充実してる今日のオレ。
光速でケイカル板カットして、
15mmのスペーサーかまして、
ビス打つトコは細いが壁の中と違って見えているので、
しっかり位置を出して、
ちゃんと下穴開けて、
どーん!
▲脳内
イケる!イメージ通りイケてるぞ!!
ちゃんと水平も見て、
来いよ。何処までもクレバーに抱きしめてやる。
その後ほぼ失敗もなく進むガイア。
マジか。
こんな日もあるんだな。
あの耐火セメントはなんだったんだ。
最後のビス一本ってトコで下穴開けるドリルが力尽きた。
最後の一本は全体重をかけて下穴ナシで打ち込んだら成功した。
ガイアすぎる。
ざっと炉壁の下地完成。
こんな感じで部屋の壁→25mmの空気層→不燃材って感じになった。
薪ストーブの熱だと?
バッチこい!このやろー。
あとは
この5mmと言う薄いケイカルにどやってタイルを貼るんだ?
ってコトだけど、その一番重要な部分はまだ考えていない。ありがとうガイア。
あと、
炉壁ちょっとバランス的に高すぎたな、と…。ええい!ガイアのやろう。
なんで高さを1200mm(ケイカルはタイルの目地を考慮して1210mm)
にしたかと言うと、
タイルのサイズが400mm角だから。
タイルをカットせずに3枚貼れる高さに脳内シェリーと相談したんだった。
ま、いいや。
そんでまだまだ調子に乗ってるガイアは、
あの固定金具んトコについてる煙突ってスライド煙突なんだけど、どうしてもスライド伸ばせねえし、そもそもあの位置にスライドじゃ何かと不便なので、新たに届いた煙突と交換して、
もう室内カバーもサクっと取り付けたんだよ。
ガイアが俺にもっと輝けと囁いているんだよ。
小さい部屋なのに、なんだかやたら仰々しい所存だけど、
これは他に選択肢を見つけられなかったので仕方がねえ。
こうなると残りの煙突もつけてみたくてつい。
壁にタイル貼るときにそれ邪魔だな?とか聞こえないし。
目の前にあるモノを取り付けてみたいって欲求に勝ったコト一度もないもん。
うわああ!
壁にタイルどうやって貼るの?っていう一番大きな問題を除けばゴールは見えてきた気がする次第の所存のガイア。
追加で購入した煙突の中には、
こんな感じのダンパーも買った。
ウチは燃焼効率がいいはずの直煙突だからね。
そのせいで雨漏りしたんだしねサトシこのやろう。
新しい触ったコトもないモノ(ダンパー)なので、
閉じたり、
開いたり。たまんねえなおい。
来いよ。何処までもクレバーに抱きしめてやる。
スライド煙突は金具から外して力技で引き出せました。
あまりにもスライドしねえから危なく捨てるトコだったわ。
あとは福山通運の営業所留めになってる薪ストーブ本体を取りに行くだけ。
ヒャッハー\(^o^)/ガイア
ああ、
壁にタイル?
そんな楽しくないコト知らない。
タイルなんて飾りです。偉い人にはそれが分からんのですよ。