クロガネハウス、ここが私のアナザー実家
クロガネママは嬉しくて仰け反ってるのかと思ってたら、あのイナバウワーはチロたんが左手一本でママをハンドオフしたコトによる。
(しかもチロたんカメラ目線)
ここに写ってる全員がかわいい。
ハンドオフとは、ラグビーにおいて、ボールキャリアがタックラーからボールを守るために片手で相手を突き放すプレーのこと。
さて、
チロル隊は、ア・バオア・クー到着時(AM5:30)に
「チロル隊は只今ア・バオア・クーに着艦して、ちょっと寝てからそっち行くから、朝メシは用意しておけ。そして食わずに待っとけ」
とメールしておいた。
「薪ストーブ焚いて待ってるよん」
って、
なんかカワイイ返信をもらって笑顔になった。
ウチらは二度目のクロガネハウスなんだけどさ、
なんなの?この実家感。
2019年に撮影した写真も日付入れると「え?昭和19年?」みたいな感じに。
もはやバック・トゥ・ザ・フューチャー。
多くの人は「実家」なんて、最大でも二つくらいしか持てないだろ?
自分の実家と結婚すれば相手の実家と。
オレにはなんと第三実家があるんだよ。
クロガネハウス。ここが私のアナザー実家(チロル隊)
そして、
アレが「薪ストーブ焚いて待ってるよん❤︎」と内外に宣明された通り、
いい感じで暖かい(てか暑い)第三実家。
ここで嬉しいサプライズが、
!!!
お嬢たま!
事前のメールで「お嬢には会いたいけどさ…彼女は今離れたトコで一人暮らしして学生してんだから無理させないで」って言っといたんだけど、戻ってきてくれてて、お嬢の第二パパ&ママ(要するにオレとヨメ)大感激。
お嬢かわいいよお嬢。
お嬢の頭上、クロガネママとふたりで叩き込んだバケモノみてえなサイズの桁の上には、
あん&マブ。もうひとりトラは連邦の白い生き物を察知して身を隠してる。
それらもなにもかも全部ひっくるめて、
地球かクロガネ邸か…何もかも、みな懐かしい…
クロガネ邸に着くや否や(as soon as)アレクサ、ママ、朝メシ用意して?
と、
うはっ!マジすか?
もうね…
土鍋で焚いた「クロガネ米」の朝食とか…。
ご飯、味噌汁、唐揚げ、卵焼き、海苔。
世界中探したってこんな素敵な朝食はそうそうない。
ベーグルにエッグベネディクトにタピオカミルクティーにキャピアが添えられて出てきたら、オラちゃぶ台ひっくり返したる。
わしゃローラか。
誰がインフルエンサーのニューヨーカーのインスタバエじゃい!
誰も言ってねえけど。
久々に帰省した実家で食う米と味噌汁方面。
うめえ。ママ、最高にうめえよ。
よかったあ。
朝一で襲撃できた上に朝メシ用意しておけとアレクサに命令しといて。
連休が始まってから朝ノコノコ出発したんじゃこうはならない。
メシ食ってのんびりしてたらママが
「パパ、はい。糖尿病のお薬」と、
なんか四代目山口組組長みたいなんが「あずきアイス」をママに手渡されて嬉しそうに食ってやがった…。
シャブでも入ってんのかな?
いいぞ!パパ。
もうオレらはさ、ダイエットとか断捨離とかタピオカミルクティーとかあいみょんとか、そんな雑音が聞こえない静かな世界で生きていこうな?
モノ捨てまくってシンプルになんぞ暮らせるか!
どんどんモノ買って経済回して超複雑に暮らしたる!
と、
内外に宣明しておく。オレと四代目連名で。
いい匂いがすると思ったら、
四代目組長自ら自慢のエスプレッソマシーンでエスプレッソを振舞ってくれた。
嬉しそうにコレでエスプレッソ淹れてるコイツみてね、いつもこう思ってきました。
コイツに断捨離とか2000年かかっても無理だな、と。
「年末年始。年の瀬。師走。こういう言葉を聞くたびにね、いつもこう思ってきました。もうすぐ新年だな、と」←「小泉進次郎の言いそうなコト大喜利」を真似てみました。
早速、朝のコーヒー(組長エスプレッソ)を持って2Fカフェに。
おい。嘘だろ?
すっかりキレイになってるじゃねえかよ。
マジか。
なんて素敵なスペースなんだよ。
素敵なカフェスペース(第二リビング)なのに、うっかり四代目組長が写りこむと、なんかヒットマンに暗殺指令を出してる朝の一コマみたいになっちゃっちゃ。
オレらが来るからって超人的なスピードで工事が進んだクロガネ邸第二リビング。
だってオレらがそっちに行くぞ?って連絡入れた時(10月22日ごろ)は、
▲ママが重りとして使われてる。ママかわいいよママ。
まだこんな感じで、サッシもまだ古いままだし、
棚も取り付けてねえし、現場丸出しな感じだったのに
「パパ!チロちゃんとチロママが来るんだから早くして!」
ってカントクの鬼のような檄が飛んで、
マジすか。
四代目をこれだけ働かせられる極妻ことママがすげえよ。
相当頑張ったんだな。一週間弱でここまで仕上げるとは。
四代目組長とレオナルド・ディカプリオと新垣結衣の貴重な3ショット。
まだこの第二リビングは色々と妄想もあって、あーしたいこーしたいと話してくれた。
相当進んだとは言え、いくらなんでもまだ飾りつけは早い!早いよ!スレッガーさん!
って言いたくなると思いますがね…
これはセルフビルドしてる人ならわかると思うんだけどサッシとか扉が入ると
「げ!なんかもうこれ完成なんじゃね?」
って思えるんだよ。そのくらい感動するんだよね。
壁とか床の仕上げなんてあんなの飾りです。偉い人にはそれが分からんのですよ。
の気持ちがオレには痛いほどわかるけど、
▲わからない偉い人(首脳陣)たち。
チロちゃん達来るまでにフローリングも貼れってあたしは言ったのよ。
去年来たトキとはシアタースペースが変わってたけど、サッシをつけた途端そこからの陽の差し込み方と、窓から見える景色にすっかり殿様気分になっちゃったアレは「下々の暮らしは泰平かの?カッカッカ」方向のお殿様コントを毎朝したいらしく「あの壁にはさ、テレビなんて置かねえで本棚にしたいんだよねー」とバカ殿は力説。
「へえ。本棚もさらにカフェスペースっぽくなっていいかもね」
「だろ?」
「で、オメエはどんな本読むの?」
「え?本?一切読まない」
「は?漫画も?」
「漫画も」
オメエ死ねよ。
本棚なんて絶対いらねえから。
一度「本棚」って辞書引け。
んでも、
確かにこの窓(しかも特注)からの景色や眺めはいい。
だろ?殿様が天守閣から見下ろしてる感じだろ?
わかる!わかるぜおっさん!オトコは高いトコから見下ろしてえよな?
と、おっさん二人でキャッキャ言いながら会話してると、
「パパがお殿様ならあたしはお姫様?」
と必ず割って入ってくる女がいたけど…パパガン無視。
少なくとも滞在中3回は聞かれた。
「あたしはお姫様?」って。
壁掛けのテレビを取り付けてココ第二リビングでゴロゴロしたいママと、本を読まねえくせに本棚を設置したがってるパパ。
ママの勝ち。
マブたんが尻尾を血が出るまで噛んじゃうらしく、エリザベスつけられてさらにママお手製の尻尾カバーを取り付けられてる。
かわいそうに。
ウチの白いの来たから余計なストレスかけちまってごめんよ。
早くよくなれよマブ。
ママの作ってる干し柿がこの家にマッチするのなんの。
アイツらお殿様とお姫様コスプレして干し柿食えばいいのにな。
姫!今日も下々どもは天下泰平じゃのう。
はい❤️お殿様❤️
・・・。
なんか想像しただけで超イライラすんな。
間接照明が埋められた天井部分。
古い梁に寸分と狂わずに天井板を施工する狂った素人。
なんなのこの美しさ。
ひとりで?これを?
しかも米まで作ってるとか…。
なんなんだろう、コイツ。
小説や漫画の主人公でもそんなバカな設定しねえわ。
現実離れしすぎだもの。
アレは本読まねえから知らないだろうけどさ。
いいか?二度と本棚設置するなんて口にするんじゃねえぞ。
次からは集めたおもちゃ(ガラクタ)をディスプレイする棚って言えよ?
最後に、
四代目組長の出所祝いみたいなクロガネ一家の写真を晒して次回へと続く。