薪ストーブ1年生キリギリスの薪活
たとえ知らない場所でも、なんなら火星でもママと体さえくっつけてれば、ドコでも安心して生きていける生き物、それがチロルです。
さて、
クロガネハウス襲撃ブログが遅々として進んでおりませんが
(たった2連休のデキゴトを何回に分ける気だよってオレも思ってますって)
ママ(お姫様)の世界一の朝食食って、
四代目組長が馬車馬のように働いて仕上がりつつある2Fカフェスペース(第二リビング)でまったりと朝のコーヒーをすすり、
さあ行きますか。
オレが5時間半もかけてお米のお礼のためだけに来るかってんだ。
ちなみにオレからパパへのお米のお礼は、
シャービック2個。しかもメロンとイチゴ両方。
アイツがすげえ苦労して収穫した米5kgじゃ、ちょっとコレは多すぎるかな?と思ったけど、まあ出所祝いも兼ねてるからと大盤振る舞い。
そんな気前のいいトコを見せつけたオレの真の目的はというと、
薪を奪いにきた。
薪ストーブ1年生のオレなりの薪活。
それは持ってる者から奪うこと。
マウンテンベースでバスのオイル交換をした日。
ルーフキャリアに薪を強奪するためのカゴをちゃんと用意してあったのだよ。
ララァは賢いな。
泥棒も準備が8割。
なんかプランター代りに作物でも育ててたの?って勢いで雑草に侵食されてるカゴもキレイに洗ってルーフに載せた。
ドロボウも楽じゃないよね。
ホントはもっと必要だけど、あのカゴがこれしかなかったので、仕方ねえ。
よおし。
これに薪を積めるだけ積んで帰ってくるわ。
だいたい薪なんてホントに奪えるかどうかもわからないしね。
と、
脳内で色んなパターンの強奪計画を想定していたら、
なんとパパの方から
「よし!そんじゃチロ。薪割りに行くぞ」
と。
え?
なにこのお釈迦さま。
寒い冬にバカみたいにデカイ古民家で、暖房は薪ストーブだけが頼りのコイツん家にとって、薪なんてのは貯金と一緒。
蓄えがないと不安で仕方ねえし、毎年薪の原木を手に入れるために奔走してる。
きっとこいつは大金持ちになるより大薪持ちになりたいんだと思う。
毎日の仕事(本業)やバイトまで掛け持ちして、その合間に狂ったレベルの大工作業して、そして薄暗くなってからせっせとアイツひとりで薪割りしてるのをブログで読んでる。
へい!アレクサ、その薪ちょうだい♪
とか、どの口が言えるんだよ…。
そもそもオレは、薪ストーブを設置する何年も前からパパに、
①薪ストーブのために薪はコツコツと割っておけよ?
②いいか?薪ってのは割ってすぐ使えねえんだからな?
③最低でも2年は乾燥させねえとダメなんだからな?
と、
アレと知り合ってブログ上でまだお互いに気を遣う話し方をする頃から言われてた。
へいへ〜い。
薪は最低でも2年乾燥ね〜!了解了解〜。
と、
忠告を聞き流して遊び呆けてきたツケが…
薪ストーブ設置してすぐに薪が尽きかけている今実感してる。
実写版 アリとキリギリス THE MOVIE
四代目アリがコツコツと働いてる時に
「まーだ冬なんて来ねえぜー!ヒャッハー!歌えー!踊れー!」
だったキリギリスの末路は、
これ…。
ただし。
イソップ物語と違うのは、なんかこのアリがやたらと心の広い優しいお方だということ。
見習え!イソップ物語のアリ野郎。
なにイジワルしてんだよこのやろう。
たとえルックスは四代目山口組組長だとしても、その行動はガンジーとかヘレン・ケラーレベル。
キリギリスなんてね、もし薪を分けてもらえねえなら、
もう薪を勝手に割って奪って帰ろうかと、
マイ斧とマイグローブを持参したった。
図々しいだろ?
それなのに優しい四代目アリさんから
「薪が欲しいなら自分で割って持ってけよ?働かざるもの食うべからずだ!」
と。
最悪泥棒しようとしてたとは言えず
「わかってます!親分。そのつもりでワタクシ斧を持って参りました!」
「え?マジで?チロ斧持ってきたの?wwwwチロの割にはエラいじゃねえかwww」
なんか褒められちゃった。
完全に四代目アリの傘下に下ったキリギリスのマイ斧は
グレンスフォシュブルークの442ってやつ。
グレンスフォシュブルーク 大型薪割り ( 中大径木用 ) ラージ薪割り [ 442 ] 薪割り 斧 薪 ( ファイヤーサイド Fireside )
使ってもねえクセに道具だけはイッチョマエ is オレ。
ちなみに楽天ポイント買いだけどねー。やだー。
4年も前にマイ斧買って物置小屋建築しながら、キャンプの焚き火用にって遊びでちょっとだけ割ってみたコトがある。
たった一度だけ。
なんか山の男になりたくて。
それ以降はずっとアクセサリーとして飾ってあった斧。
いよいよ出番です。
グレンスフォシュブルークさま4年間もお待たせいたしました。
やってきました\(^o^)/
薪ストーブ持ってる人なら「それだけが僕のオーマイトレジャー」に見えるこのサンクチュアリ。
一年半前来た時も案内してもらったけど、そんトキは薪ストーブなんて設置してないから大して興味も示さなかったクロガネハウスから徒歩で5分ほどのクロガネ家の薪割り場。
ヒャッホーイ\(^o^)/
原木が沢山のいい感じで玉切りされてやがる。
もちろん玉切りも全てパパがやった。
勝手にあんなサイズに玉切りされてるわけじゃねえのよ。
薪までの工程をオレが想像する範囲でまとめると、
- 伐採されただけの原木を自力で引き取ってくる
- 余計な枝なんかを払い
- チェンソーで玉切り
- 薪を割る(←オレここから参加)
- 乾燥
ブログで読んでた。
四代目がここでたった一人薄暗くなるまで薪を割ってたのを。
ちょwwwなんか…アイツ信じられねえサイズの玉切りを斧で割ろうとしてね?
マジか。
ゆうに直径50cmはある丸太を斧一本でバキバキ割ってやがる。
なんなの?与作なのコイツ? ヘイヘイホー♪
(あんなバカみてえなサイズの丸太を割る方法も教えてもらった)
よおし。
キリギリスだって!キリギリスだって!
優しいアリさん(四代目組長)に報いるためにもここはいっちょ真面目に薪割るぞー!
なんなら自分が持ち帰る分(泥棒)以上に、ガンガン割って優しいパパに貢献するぞー!
おー!
・・・。
悪いのはドス・カラスだと思うんだ…。
ポーズだってドス・カラスゆずりだし…。
▲黒幕。
パパ、あんなヤツら(ドスカラス含む)の頭を斧でカチ割っても罪には問われないと思うよ。
いやね、最初はさ、キリギリスもちゃんと真面目に薪割ってたんだけど、そう言えばコイツん家襲撃するのに被ろうとマスク持ってきたのにさ、家に着いた途端アイツひょっこりしてやがって、被る暇がなくて(忘れてたし)今ここで被らねえでいつ被るんだよ!と、
ミル・マスカラスになりきって薪を割ってたら、
まさか来るとは思わなかったクロガネママと親方とお嬢が三人で、下っ端のオトコらが薪割る姿を冷やかしに来やがった…。
(▼女性陣を乗せた車がやってきた瞬間映像)
上官が来てるの気づかずにおどけるピエロ。
ねえ…女性陣のみなさま。
オレみんなが来るまではちゃんと割ってたから。
マジで。
最初っからふざけてたわけじゃないんだってば。
でも、
女性陣の皆さんにスマホを向けられたら…
どうしたってポーズを決めねえと。
ミル・マスカラスがヒーローとしてフラッシュを浴びてる最中も
パパ(四代目)は一切ブレずに薪割りを続けている件。
キリギリス絶滅しろ。マジで。
そしてオメエ太り過ぎだ。いくらなんでも。薪割れ薪。
あんなマスク被ってるバカでも薪割れるんならあたし達にも出来るんじゃね?
的発想から、
親方参戦。
なんかちゃんと割れてやがった…。
ヤメて。
オレが大したコトしてねえ感じにするの。
「えー。チロママが出来るんならあたしだってー」
と
クロガネママ(お姫様)参戦。
や〜ん❤️パパぁ〜❤️
やだ〜❤️パパぁ〜❤️抜けなぁ〜い❤️
・・・。
クロガネ家プレゼンツ「お殿様とお姫様コント」
ママかわいいよママ。
お嬢たまもやってみ?(気をつけてよ?)
まず斧が重たくて持ち上げられないお嬢たまwwwww
ヨイチョー٩(ˊᗜˋ*)و
コン♪って可愛い音がした。
もうね、
いいのいいの。お嬢たまは薪割りなんてしなくて。
将来ゴリラみてえなオトコと結婚してゴリラに割ってもらえばいいの。
四代目組長みてえなの。
お嬢たまはしばらくテントウムシと遊んでた。
かわいいかわいいかわいいかわいいかわいい。
その後「オレが自分で割った薪」をバスに積んでいく。
四代目アリ傘下に入ったキリギリスだったが、もはや働き的にはアリ一歩手前。
実はこれもさ、
ウチの薪ストーブは小さいから一般的なサイズの40cm薪だとストーブに入れるのギリなんだよね。
それを知ってる四代目アリがチロの薪ストーブ用にって、
30cm~35cmの少し短めの薪用に玉切りもしてくれてあって。
チンピラ先輩といい四代目組長といい、昔ワルくて世間から弾かれてた様なヤツらってのは、なんでこんなにも優しいのかよ。ワルと言う名の宝物。
だからオレは一貫して若い頃真面目一辺倒でワルい事を何ひとつしてこなかった様なヤツらより、こっち方面のヤツらの方が10000倍も好きなんだよ。
オレが泥棒しようと持ってきたカゴだけじゃ全然足りなくて、四代目組長んトコのカゴも追加してもらって
(そもそも泥棒に「それじゃ足りねえだろ?もっと持ってけ」って被害者がドコにいるんだよ)
ママ(お姫様)が家からカゴを追加で持ってきてくれた時に、
パパ糖尿病のお薬の時間。
う・め・え!(オレ大好き「ガツン、とみかん」とか最高のチョイスしやがって)
やっぱ脇目も振らず必死に労働した後のアイス(糖尿病のお薬)は最高だな。
なっ?パパ。
やったよな?オレたち。
みんなでバケツリレーの要領で次々に薪を強奪していく犯行グループ。
(ママが後ろに手を組んで少し高い位置から下々の働きを見張ってる)
で、たった今オレが割ったばかりの薪は「今すぐ」薪として使えない。
だって乾燥してないから。
え?パパ(四代目)ちょいまって?
オレはもう今年の薪のストックもねえのよ?
遠慮なくなる泥棒。
パパが必死に割って3年間乾燥させた「極上薪」も強奪するコトに成功。
自分で割った薪5カゴ分。
に、
パパが3年前に割って今年使いたい極上薪を4カゴ分。
ほぼ半々で強奪に成功したキリギリス。
もはや泥棒というより山賊。
とんでもない重さになったバスかわいいよバス。
特に今割ったばかりの薪は乾燥してねえから水分含んで重たいのなんの。
乾燥した薪と持ち比べると違いは歴然。
水分含んだの一旦全部下ろして、乾燥した3年熟成極上薪に乗せ替えようかと頭をよぎるが、そこそこ疲れてるので我慢した。
雰囲気的に1カゴで15kg~20kgくらいあるのかな?
それが9カゴで180kgくらいか。
じゃあ大丈夫だよね。
このバスは元々が「貨物車」だし。
ガッツリ薪を180kgくらい積んで、薪ストーブ1年生の薪活はひとまず完了。
この薪がなくなればまたココにくれば強奪出来ると知ってしまった。
マジで最高の実家を手に入れた。
ちょいちょい実家に帰ろっと。
もちろん続く。