お風呂にはバスクリンと歯磨き粉
親方にカラダぴったりくっつけて、安心しきって外敵センサーオフなチロル。
あんちゃんが「おくりびと」みてえになってるな。
この白いのなんて野生じゃ5秒と持たない。
夜景を見て実家に戻って、
さあ四代目'Sキッチン第二幕(晩メシ)
夕方「バニラアイスのエスプレッソ掛け」を食いながら、コイツん家自慢のタイムシフト(勝手にテレビを全番組丸ごと録画してくれてる機能)で「情熱大陸(所ジョージ)」見てたら、所ジョージん家の夕飯が「回鍋肉」だったんだけど「オレの作る回鍋肉の方が絶対うまいな」とパパに言われちゃあ晩メシは決まりでしょ。
四代目組長特製回鍋肉のお時間です。
相変わらず「料理のトキは左手を使っちゃダメ縛り」なのかと思うほど、左手は余ってる。
ママ(姫)もパパの横でイノシシ肉とキノコを使った味噌汁を作る。
うほ。超うまそうだな。
にしても、オメエら「新婚さんいらっしゃい」かよ。
仲良すぎんだろ。
今回の旅のベストショットは、
これな。
一眼じゃなくGoPro動画からのキャプチャだったのが悔やまれるけど、なんなのオマエら。
チャーミーグリーンのCMかよ。
手繋いでスキップしてどっか行っちまえこのやろう。
「さあ、白飯好きのチロはこの回鍋肉で何杯お代わりするかな?」
と鼻歌交じりに
四代目組長が回鍋肉作ってたら、さっきまでのチャーミーグリーンが嘘のような事態に。
ママが
「あ。ご飯炊くの忘れてた」
と。
パパが「なぁぁぁにぃぃぃぃぃ!」
おいママ…嘘だろ…?
と、
驚きとショックで紹興酒をドボっと入れすぎた決定的シーン。
もうできちまったぞ?
回鍋肉に白飯がねえとかどうすんだよ!
と、
少々ご立腹気味だったが、そこはママが、
パパ!悪いのはあたし!あたしすっかり忘れてたのよ!許してパパぁ❤️
素直に過ちを認めて謝罪したことで、事なきを得ていつものチャーミーグリーンに戻るバカ夫婦。
それでも回鍋肉に白米ないのはあまりにチロが不憫だと、冷凍してあったクロガネ米をオレのために解凍してくれた。
クロガネ夫婦は晩酌すると白米は食わない家なのに、オレが白米好きなばかりになんかすまんwww
今日の晩メシは回鍋肉とお刺身とイノシシ肉の味噌汁!
なあ。最高すぎねえ?
紹興酒入れすぎた!って騒いでた割に味はバッチリだったな?
白米あってよかったwwww最高だわ。
チロたんはパパとママの間に。それだけでココがどこなのかは関係ない。不安なコトなど何一つない次第の所存。
アイツら夫婦が「本麒麟うめえ!」ってブログに書いてたので、何本か差し入れようと思ってたんだけど、四代目組長が「でも太っちゃう♪」とかOLみてえなコト言いやがったので、ブチ切れて箱買いして持ってった。
ガンガン飲んでお太りになるがいい。
酒ヤメてるオレも2本ほど飲んじまったけど。
人ん家へのお土産(差し入れ)なのに。
ヤツらは
ウチの親方セレクトの日本酒から晩酌スタート。
サケ エロティック
てなに?
ま、うまいって飲んでくれてたからいっか。
この日も一日中休むことなく動き続けてたアレは午後10時。
いつもより多少粘ったものの充電切れ。
(普段の四代目組長はだいたい夜8時か9時にはねんねの時間)
よし寝るぞー!って言ってアイツは光速で死骸になってたけど、
もし万が一あの野郎あのまま目が覚めねえようなコトがあれば、この世でアイツを見た最後の光景がコレになるとこだった。
オレらが来るからってママセレクトのヨソ行きの勝負パンツ履いてたんだな。
安西先生…気がすむまでアイツの肛門をエアコンプレッサーで攻撃したいです…。
その後ママ(姫)から「チロママ、お風呂湧いたからどうぞー!」って言われて、親方が風呂行ったんだけど、すぐに大爆笑しながら戻ってきてカメラ持って風呂に戻ってった。
沸かしたてのお風呂にバスクリンまで入れてくれてたのに、
歯磨き粉が沈んでたwwwwwwwwww
なんなの?この地方の伝統なの?
よくあったまるように♪とか?
ママ、オレのブログネタのお手伝いが止まらねえな?おいwwwwwwww
その後も、オレと親方とママ(姫)とお嬢(ミニ姫)四人は、チキンラーメン抜きでしばらくお喋りしてたけど、いよいよウチの親方が「目はかろうじて開いてるけど何も見えてない状態」に陥ったので(そもそも翌日その記憶もなかった)もうオレらも寝るねー!
今日は1日本当にありがとね!おやすみなさい。
たった二日の休みの初日がようやく終わったよ…おい。
11月4日(月)
ウチら夫婦は完成間近の第二リビングで就寝させてもらう。
外から中が見えちゃうからと、入ったばかりのサッシにパパがブルーシートをタッカーで打ち付けてカーテンがわりにしてくれてた。
午前7時過ぎ。
おNEWのお客様お布団セットで超熟睡ガードのチロル隊。
マジで泥のように寝た。
ただし。
キリギリスにアリのような働きをさせるから、ほらもう筋肉痛。
下でバカ夫婦が起きてる気配を感じたので、チロたんが「散歩連れてけ!ガルルル…」と興奮して騒ぎ出す前に、すでに起きてた四代目組長とママ(姫)に「おはようのご挨拶」だけして、チロたんを散歩(トイレ)に連れ出す。
いい天気だなあ。そして目の前に広がるのどかな田舎風景が最高だあ。
さらに言うとオレ筋肉痛だなあ…。
ブラブラと昨日の薪割り場まで散歩して、オレもここでおしっこ(マーキング)して、
実家に戻ったら、四代目組長はもうすでにシノギ(お仕事)に出かけた後。
マジか。
早朝からオツトメご苦労さんっす。親分。
チロちゃん、これ四代目からチロパパに朝のオヤツだって♪
と、
まあオレが超好きそうなもんを作ってってくれてた。
バリうま。
で、
コレ食い終わる頃に
「チロパパ、オヤツ食べたら朝食あるからねー」
って聞こえてきたけど…。
ちょっとまって?
コレが朝食じゃねえの?
コレ以外に朝食もあんの?
オメエら…オレはフードファイターじゃねえんだぞ?
ただでさえ現在「オレ史上一番の体重になってるんだYO…」って言ってんだろ。
あ。
食います!朝食。
あんなんオヤツだよねー。やだー。
朝食はやっぱコレだよねー。もー。
栗ご飯に、
エイの煮付け(コッペとか言ってた)に卵焼き。
ん?エイ?
そもそも魚介の生臭さが苦手なオレがエイなんて食えんのかよ?って思ってたけど、これ全然生臭くない!
こりゃイケる。
さすがママ(姫)全然生臭くねえしコレうめえぞ?
と、
バクバク食ってるトキのママ(姫)の説明が
「エイはね、そのままだともうアンモニア臭くてね食べられたもんじゃないの。しかもなんかヌルヌルしててね…」
と。
ママ…オレ食えなくなるからもうその辺で勘弁してください。
朝からオヤツと朝食食って、
四代目がいなくて多少寂しい感じのクロガネ家朝の風景。
でも、
チロパパ!四代目がいない間はあたしに任せて!退屈はさせないわ!
と言わんばかりに、
「いったあああああああい!」と突然叫び声。
あの鉄の角に思いっきり座ってケツを負傷するママ。
もうね、いかにもウチのブログ向きな動きをしやがっって。
いやああああ。チロちゃん、お尻は撮らないでぇ〜❤️
って泣きながら桃尻をさすってた。マジどんまいwwww
なんで座るトコにそんな向きでソレが置いてあるんだよwwww
そらケツに刺さるわwww
ママ(姫)の桃尻も心配だけど、ウチらがお土産も買いたいってコトで、
地元のマルシェ的なトコに連れて行ってもらった。
オレはこうゆうトコは1mmも興味ないので、お土産は女性陣に任せてチロたんの面倒見てるね?
あ、でもココの塩辛は「塩辛嫌いなオレ」が大絶賛する旨さだから「ゆず入り塩辛」はお土産に買っとけ。
ほいきた!それはあたしに任せて!みんなチロパパの好きな塩辛はコッチよ!
と
四代目極妻が先頭切って案内を始めたんだけど、
「あれえ。いつものあの人がいない…。お店もこの辺のハズなんだけど…」
「今日は出店してないみたい…。ごめんね?」
「いいよいいよ。ママ、他でも似たようなの売ってたからさ、そっちで買うよ」
って
塩辛嫌いなオレが味見してOK!大丈夫そう!って店で買ってから、
「あん❤️お店ココにあったわ❤️」
と。
・・・。
だってえ。あたしはいつもいるご主人の顔でお店を覚えてたからああ!
と、
その日はたまたまママが覚えてるいつものご主人の奥様が店番をしてて、気づかずに通り過ぎちゃったんだって。
「あらあ!今日は息子さんはお店に出ておられないんですね?だからつい見逃しちゃった❤️」
って奥さんに言ってた。
ママ、一体なにを言ってるんだよ。息子さんて誰だよ。
全員の頭ん中「???」だっただろ。
んで、畳み掛けるように
ママ(姫)が「チロちゃん栗好きでしょ?これ超美味しいのー」と焼き栗の差し入れ。
ママ、オレつい今しがた朝のオヤツとママ特製朝食食ったばかりだよね?
全部食うトコ見てたよね?
オレはフードファイターじゃねえって何度も言わせんな…。
でも美味くて2個食ったけど。
ダメだ。
このママと一緒にいたら毎日朝から四代目くらいカラダ使って動いてねえと1年で15kgは余裕で太れる。
お土産買って実家に戻って、
まったりしてたら、(腹がいっぱいで動きたくねえ)
Episode VI : Return of the YONDAIME(四代目の帰還)
四代目!お帰りなさい!
おう、今日は客人が来てるからって逆ギレして早めに上がってきたぜ。
でな?帰りにうめえケーキ屋寄ってきたぜ?
さあ、みんな好きなの食え。
おっと、いけねえ。
まずは、チロママファーストだ。チロママ、好きなの選べ。そん次は仕方ねえチロ、オメエが選んでいいぞ。なんてたってオメエら客人だからな?
ママ(姫)にはママが大好きなイチジクの買ってきたからね❤️
さあ、オメエら好きなの選んでいいぞ。
って言われてイチジクのケーキ選べるヤツはこの世にいないよねそうだよね。
イチジク以外を真剣に選ぼうと、
えー!どーしよー。どれも美味しそう!!
パパ、これはなに?
それはなんか栗のだ。
パパ、これは?
それはなんか栗のだ。
パパ、これは?
それはなんか栗のだ。
わかったパパ。ママのイチジク以外はほぼ栗ね?
よおし。今日は栗ケーキのパーリーだね!パパ。
それぞれがメインのケーキを選んだら「あとはみんなで一口ずつ味見すっから」と超最高なウチと同じシェアシステム。
でも。
これ(イチジクの)をメインに選べるのはこの世でただひとり。
これはラブリーママ専用イチジク(MS-06S)
朝から食いっぱなしで腹はち切れそうなオレがゴロゴロしてたら
「なあ、チロ。オメエ、クロガネ米もう少し持ってくか?」
って言われて
「もちろん!まだクロガネ米余ってんの?」
「おお。まだ何俵かあるから精米して持っていけ」
と。
そもそもその「俵」の単位がよくわかんねえけど、やたら重たい(30kg)の玄米入り米袋を持って精米所へ。
おら、チロ。写真なんて撮ってねえで早く玄米もってこい。
まあ、待て四代目。慌てんなって。
オレのような「東京生まれHIP-HOP育ちの都会人(全部嘘)」は、自慢じゃねえけど、玄米を精米するの初めてなんだからよ。
へえ。こうなってんのか。
玄米投入口に
四代目組長印の玄米をザザーっと流して、
あとは精米具合を選んでボタンを押すと、
あっと言うまに精米された米が出てくる。
それを、
下のべダルを踏んで米袋に流し込んでいく。
へえ。
ウチの地元(田舎)にもそういえば精米所があるのは知ってたけど、オレ初めてやったわ。
この精米所にくる途中にも精米所あったから「四代目、ここにも精米所ありますよ?」って聞いたら
「バっカ!オメエここはイセキじゃねえか。オレはクボタだ」
と、
東京生まれHIP-HOP育ちのオレには理解しがたいこだわりを持っててビックリした。
精米したてのクロガネ米30kgをバスに積み込んで、
精米したては熱持ってるから上開けとけ、と。
うほ。ツヤツヤのクロガネ米(コシヒカリ)の新米。
薪どころか米まで奪うとか、オレ本当にここに何しにきたんだっけ?
お米送ってもらったお礼にきたハズなんだけど…。
薪と米合わせて軽く200kg超えてるけど。
もはやガチめの山賊じゃねえの…。
ええい!また終わらなかったのだよ…。
次回こそ最終回の予定の所存で誠に遺憾です。