一生懸命ダラダラしたんだ
人間用の朝メシ。
いいですか?ヒトの食いもんをイッヌに与えてはダメ、絶対。
どっかのしつけの先生がたぶんそう言ってました。
ソースの付いてないパンの上部分だけを下に落としてチロたんに食われちゃうのは、それは事故だからカウントされない。
オレはイッヌのしつけにゃうるさいからね?
さて、親方(ヨメ)不在のチロたんと二人きりのマウンテンベース。
に、夜仕事終えて行く前に、
チンピラ先輩んトコに寄る。
なんでも不要な柿の木を2本ほど伐採したいからチェンソーを貸してくれと。
オレがチンピラの役に立つことはそうはないので、
混合オイルを満タンにして、
チェーンオイルも
ちゃんと補充して、
エンジンバッチリ始動を確認。快調快調。
チェンソーをアレんトコに持ってくのと一緒に、オレが山賊稼業で強奪してきた米も年貢として収めましょうそうしましょう。
今の時代は何かとうるせえから、表記に偽りがねえようにしねえと。
ウチの農民が作った自慢の米です。どうかお納めください。
と、お裾分け。
少しでもカタチがなんとなく細長いと、自動的に股間に持って行って自分のモノと比較したがるバカ。
大丈夫。オメエのはそんなに粗末じゃねえ。もっとアレ。
それにしてもオレ…こんなにアタマの悪そうな53歳見たコトないよ。
なんで米を持っただけで嬉しそうに腰を振っちゃうのか、そのメカニズムを知りたい。
一応チェンソーのエンジンの掛け方なんかをチェックしてもらって、
人間とか襲わないでくださいよ?マジで。お願いします。
年季の違うウンコ座り。ちょっと押したぐらいじゃグラつきもしねえ安定感。
この日はこれからマウンテンベース with Tなんだけど、そのTは車で待たせとくとギャン鳴きするので、中にご一緒したら、
ワルい生き物にガンくれられて耳が警戒態勢 with T。
抱っこさせたら「パパ…助けてくだちい…」な眼差し with T。
が、ワルい生き物が超笑顔なのを見て、
ん?オメエ、そんなに悪いヤツでもねえな?とwithTの本能が察知。
チロたん、アレにあまり気を許すと妊娠しちゃうから!たとえ避妊手術してても。
アイツなんて人間の女性はもちろん、性別どころか種まで超えて妊娠させる能力の持ち主だから。すぐ腰振るバカだし気をつけて!
どうやら気に入ったようです。
さすが股のゆるいイイ女に育て上げただけの事はある。
パパの自慢だよチロたん。
チンピラ先輩とちょろっと話してチロたんが妊娠すると困るので今日は長居せずに、さっさとマウンテンベースへ。
が、自慢のムスメが…
山について2分でこのザマ…。
チンピラに抱かれて汚れちゃったあたしを山に擦り付けて、どうにか落とそうとしたんだよね?わかりますわかります。
外気温5度とか言ってやがるので、マウンテンベースに着くや否や(as soon as)
もう薪ストーブなんぞマッチ1本マイスター is オレ。マジでマジで。
どんな分野にも天才っているもんだな。
たった1本のマッチで薪ストーブを安定燃焼させてこそ漢(オトコ)だよ。きみぃ。
ターボライター? ふっ。
いい感じのパチパチ音と最強の暖かさ、そして間接照明的なゆらぎ。
こんなもん小屋作ったら真っ先に設置すべきだった。
なに2年も放置してやがったんだこのやろう。
チンピラに抱かれて汚れつちまつた悲しみを抱きしめて眠りにつく with T。
夜半から朝にかけて結構な雨…。
朝方雨が上がってチロたんが
「おい、あたしチッコ。そこ開けろ」
といつものオレに対するコマンドなんだけど、
下が濡れてんのに気づき、出るのを躊躇。
秋を楽しむ間もなく寒くなっちゃったけど、
季節の色としては秋が一番好き。
ただし落ち葉とか勝手に消えて?
下がビチョビチョだとすぐに戻ってきて、
「おい、あたし帰還。入れろ。早く開けろここ」
のコマンドだが…チロたんの足拭きがドコにもなくて、
もう何年も大工仕事中オレが頭に巻いて使って、とても現代科学じゃ太刀打ちできないオレ臭を取るために、親方がいろんな科学薬品に浸した結果、色がまだらになっちゃったタオルを、チロたんの足拭き用に降格させたった。さようならオレ臭タオル。
群れのリーダーであらせられるチロたんが「今日は地面が濡れてるのであんま外でたくない。今日はもう1日ダラダラするぞ?」と内外に宣明なさったので、侍従であらせられるオレはしぶしぶ従う♪しぶしぶ。
気がすむまで二人っきりでダラダラしてやった。
ついうっかり四代目組長の働きっぷりを目の当たりにしちゃうと、
「ああ!いかんぞ?そんなにダラダラしてちゃ!やるコトあるんだろ?」
と悪魔が囁きかけてきやがるが悪霊退散!
そんな悪魔に負けるほどオレの意志は弱くないし、なんならボルト&ナットのしくみで組み込まれる街で爆弾にはなれないOH NO!だし、オレはそんなにバカじゃないし、ハートは今ここにあるし、OH Yeh! I’m only Dreamin’の所存で一生懸命悪霊と戦って勝利した。
こんなにも一生懸命ダラダラすると腹ペコにもなるので、
超久々の自炊を。
米を3/4合。
つい最近ぴったり1合じゃなくても炊飯はできるんだ?ララァは賢いな?と理解した。
愛用のメスティンで、
沸騰するまで中火(5分くらいか)
沸騰したら、重石をのせて、
超弱火で
15分。
ピチピチ音を聞いて、炊飯っぽい匂いがしたら、火を止めて適当に蒸らす。
その蒸らし時間もムダにしない一流料理人つまりオレは、
久々なのになにも見ずに記憶だけでいつもの食材を素早く用意できた。
天才なのかよ。
もうお分かりかと思いますが、オレが50手前にして一瞬だけ自炊に覚醒してみた!でお馴染み、
いつものあのチャーハン。もちろんアレンジなど効かねえ。
コレ一択。
蓋を開けた時のいい感じの湯気が写ってなくて誠に遺憾ですが、メスティンでの炊飯は失敗したコトなど一度もない。料理できないオレでも。
キャンプ飯だと「お焦げ最高!」になりがちなのを、あえてお焦げを作らずに炊くのにこだわるオトコ is オレなんだよ。
ここで、
愛用ジェットボイルでお湯だけ沸かし始める。
なんていうか、1秒も無駄にしない方向の緻密に計算され尽くした感が、オレが一流料理人と各界から絶賛される所以だよね?きっとそうだよね。
熱したオレチャーハン専用中華鍋(MS-06S)にモコミチオイルをいれて、
卵2個を惜しみ無く投入。
完璧な炊きあがりの白米(クロガネ米じゃなくベース備蓄米…)を、
投入して気がすむまで中華鍋を煽る。大変気分がよろしい。
胡椒と、
このチャーハンしかつくったコトなどないのだよ!でお馴染み、
創味シャンタンを投入して、
また気がすむまで煽る。大変気分がよろしい。
気が済んだら、
オイスターソースと、
味の素して、
最後に、
アイツらを全弾中華鍋にパイルダーオン。
ここでまた多少煽りを入れる。大変気分がよろしい。中華鍋買ってよかった。
洗ったり片付けたりしなくていいなら毎日中華鍋で何かを煽りたい。
更に言えば、
生涯でたった一度でいいから「水溶き片栗粉」で何かにトロミをつけてみたい。
山食器に移して、同時進行で沸かしてたお湯はここで登場。
一流料理人お得意のスープを作るの。
ララァは賢すぎ。
今日はコレで決まり。(速水もこみち名言集より)
久々に作ったのにカラダが覚えてたオレ'Sチャーハンとクルトン入りポタージュスープの完成です。
まあ!なあに?この天才チャーハン。
うめえったらありゃしませんコトよ?
これを何も見ずに誰にも頼らずにサクっと作れるだと?
クッキングパパかよオレ。
あっという間に完食。
やっぱ手を抜くコトなく一生懸命に生きた後のメシはうまいよねー。やだー。
んで、手抜きなく何をどうダラダラしてたかと言うと、
・マリアンヌ ★★★☆☆
初見。ブラット・ピットでこんな映画あるの知らなかった。
しかも監督はロバート・ゼメキス(バック・トゥ・ザ・フューチャー)
へえ。
第二次世界大戦中のスパイ夫婦のストーリーなんだけど、後半までダルくならずに観られた。
面白かったです。
やっぱカッチョええのう。コレに誘われて断るオンナっているのかよ。
当然オンナもいいオンナ。特に誘われなくても断らねえよ?
前半はアレだけど、後半にかかる疑念から面白くなる。
そっかあ。そうなのかあ。
って、映画。
続きまして、
何度も何度も観てしまう大好きな映画、
・スナッチ ★★★★★
言わずと知れたガイ・リッチー監督のスナッチ。
オープニングの雰囲気から音楽、そしてちょっと間抜けなヤツらがワタワタするクライムムービー。
爽やかな男女恋愛ムービーなんぞクソくらえ!方面の映画がやっぱ面白えよなあ。
あ。そういえばこの映画にもブラピも出てたな。ブラピ二本立て。
知るかよ オレは犬じゃねえ
ブラピはどんな役でもマジでカッチョええのう。コレに誘われて断るオンナ(以下略)
ガイ・リッチーの前作(長編デビュー作)の「ロック、ストック&トゥー・スモーキング・バレルズ」が最高に面白いんだけど、この二作目もそれに劣らない出来。
ハゲのイケメン、ジェイソン・ステイサムは
「ロック、ストック&トゥー・スモーキング・バレルズ」で知ったし、このスナッチ(キャストが前作ロック、ストックとだいぶ被ってる)との二作品で、オレの中ではイメージが固まっちゃったから、近年のハリウッド映画のジェイソン・ステイサムはちょっとカッコつけすぎてて、ちょっと違う。
こっちがいい。
ロック、ストックにもスナッチにも登場する、
コイツがまたいい感じだし、
この間抜けなコイツら最高に面白えし、
最後までシャレが効いてる絶妙な脚本。
タランティーノ映画が好きな人は絶対に観たほうがいい。
アナ雪とかそっち好きな人は観なくていい。
最後にもういっちょ。
・不能犯 ★★☆☆☆
どうにか名前くらいは知ってる松坂桃李と「別に?」以外これといって知らない沢尻エリカの映画。
まあ若い人向きなんだろうなとは思うけど、Netflixでたまたま見かけて字幕読むのも疲れたし観てみた。
イケメンがサイコっぽい感じでそれはまあそこそこよかったけど、
こんな美人な凄腕の刑事なんているかよ。しかも脱がねえのかよ、な沢尻様の…
雑に言うと拙い演技が気になって冷めた目で観てしまうのよねー。
せめて脱げばいいのに、と僕は思うんだよ。人を笑うほうじゃない。
ストーリーは…。
まあ最後までイマイチすっきりしねえ感じだし、2度見ることはないわ。
あ。最後にあのアルティメットカメムシ捕獲器なんだけど、
映画観てる最中に「ええい!なぜ出てくるっ!迂闊なヤツめ!」
ララァ…私を導いてくれ!
と、脳内でブツブツ言いながら新型モビルスーツ(捕獲器)で、
サクッとすくい取って、
秒殺。
こりゃガムテの数十倍もの性能。さすが新型。
ガムテが壁やスクリーンにくっつく事もなければ、手の届く場所ならヤツらを逃すコトもねえ。
まさにアルティメット。
慣れていくのね…自分でもわかる…。