軒天を張ってみよう
メインベースは素人が思いつくまま設計したので、きっとプロが見たら驚くであろう秘密が満載。
その一つ。
メインベースの軒と呼べるものは4面のうち3面で1つの壁はまったく軒がない。
その3面に出ている軒も全てサイズも作りも何だか違う。(な・ん・で?)
でも設計しているときは自分の中で納得できる何かがあったに違いない。
そしてその不思議な感じの軒に張る材はフローリング・・・。
もうね、プロだってドコから突っ込んでいいか迷うはずだ。
軒下を塞ぐ場所を軒天というらしい。たぶん。
通常軒天はケイカル板とかを使うっぽい。あと通気の関係で有孔ボード使ったり。
浅ーく調べてみると、これはなんか法律的に不燃材とかを選ぶ必要があるかららしい。
いまさら軒天だけ法律を遵守したところでアレだしナニだよね。
てことで軒天は木材がいいなーと。(浅く調べた法律は見なかったコトに)
今回のメインベースの見える部分(外壁とかフローリングとか)で使う木材は見た目で「無節の板」にこだわった。
もちろん板にある節は嫌いじゃないし、使い方によってはすごくいい感じになる。
でもこのメインベースは最初にイメージした時から、そう決めていた。(すごい余計なこだわり)
もともと床に張るフローリング材をぼんやり探していて、偶然見つけたアウトレットのページ。(ここにリンクしようと思ったら現在アウトレットのページは「404Not Found.」に・・)
(無垢フローリング材としては)かなり安いと思った。
㎡あたり2000円切る。長期在庫品のため梱包の破損やシミ変色、塗装の変色や塗装の効果が薄れている為再塗装が必要かも、とか。全然問題ないです。
うちのセルフビルドは「最安値の資材でとにかく安く建築を」とかではないので、気に入ったものを選んで自己満足したい。
だからと言って無限に金かけられるワケじゃないので可能な限り抑えつつ、って方向のセルフビルドです。
問題はアウトレットでゲットしたフローリング材は「オーク、バーチ」と種類が違うこと。そして現物限りなので失敗したら替えがきかないコト。
在庫を見ながらどこにどれを張るのか一応は㎡計算して割り振ったつもり。
ケナゲな計算のメモ。お気に入りのiPad+アッポーペンで。
材は届いているしやっていきましょう。
まずは軒天からだ。(電気屋さん(同級生)にそう教えてもらったので)
窓枠が邪魔・・・。フローリング材をカットするか窓枠をカットするか悩んで、面倒が少なそうな窓枠カットに。
ちなみに写真のノミは中学の時の技工の授業で買わされたヤツ。全く切れない。
ノミ使ってるかのごとく写真は撮ったが結局のこぎりでカットした。
どうにか窓枠をカットしてはめ込む。おおおピッタリ。やるな、オレ。
ちなみにフローリングを貼るのに大工さんにエアコンプレッサーのフロアタッカーを借りていたが、上に張るので何箇所かはビスを併用した。(意味あるかどうかわかりません)
何せ下に張るものを上に張るのだ。参考になるサイトも見つからない・・・。
でもやってやった。
ビスはさすがにコーススレッドじゃないだろうと、調べに調べて「ダンドリビス」なる存在を知る。
こ・れ・だ!
長さは50mmにした。なぜかって?それは勘。
だってどんなに調べても軒にフローリングを張る方法なんて出てこないし。
軒天に張ったフローリング材はオーク。(購入したケース数を割り振った結果)
この軒天のコーナーの合わせ目も斜めにカットして見た目キレイに、とか思ったが普通に45°でピッタリ収まる感じじゃないのでヤメた。何しろ失敗したら同じ材は追加注文できないのだ。
合ってるかどうかわからないオレの計算ではこの材は1、2本しか余らない。
よってコーナーの合わせ方としては逃げに等しい方法で無難に収める。
こんなトキ余計な職人魂はいらない。だって素人だもの(みつを)
それでも並べていく時の合わせ目が一直線に揃わないように一応は工夫した。
かわいいこだわり(オレなりの職人魂)
1820mmのフローリング材を出来るだけ余らせずに使いたいから、下地を何度か足すハメになったが、あて木をして叩いてはめ込んで、とフローリングを張る要領で割と順調に張っていく。
腕だるい・・。
あと、だいぶ張っちゃってから「無垢のフローリング材は伸縮があるので多少隙間(ハガキ2枚分くらい)あけて張りましょう」と。
マ・ジ・か?
もうガンガン叩いてぴっちり張っちゃったよ・・・。
後からそんなん読むんじゃなかったよ。
甘ったれんなよ。伸縮なんかしてんじゃねーよ。そこにそのままジッとしてろよ。
という悲痛なお願いをして今更ハガキ2枚分なんて開けられないので、このままぴっちり叩き込んで進めていきます。
並行してやっていた作業が壁材のための通気胴縁。
大きな窓やサッシのある2面はウエスタンレッドシダーの横張り。
よって胴縁は縦に。胴縁は18mm×45mm。
(物置小屋の胴縁は15mm×45mm。これも勘。てかホームセンターに「胴縁」と書かれて売ってたモノをチョイスしただけ)
では今回なぜこのサイズ(18mm×45mm)にしたかって?
それは別の壁のガルバリウム鋼板壁材の胴縁の指定がそのサイズだったから。
それに全部合わせておこうかと。
どうでもいいけど胴縁は割れやすい。端から少なくとも15cmくらい開けて下穴開けて留める感じで。割れてもそのままだけど。
壁材は散々悩んだし今でもコレでいいのか不安だけど、もう買っちゃったからにはやるしかない。
やれることを親方(ヨメ)と分担して進めていく。
作業としてはようやく次のステップに踏み出した気がする。
見た目のみで選んだ壁材として使うウエスタンレッドシダーを出して並べてみた。
うん。イメージはこれこれ。オッケーオッケー。
無節で濃淡があるのが良かった。やっと探し出した。
問題はコレ内装用じゃないかってコト。厚さが8mmしかない。
何だったら手で折れるぞコレ。
まあでも「見た目が良くて非常に軽くて施工しやすそう♪」とポジティブに捉えることにした。
ウエスタンレッドシダー自体はウッドデッキにも使われてる材らしいから、外で使ってもいいでしょ?いいよね?(厚さはまあアレとして)
自分がイメージする壁材で色々調べた中ではコレが一番安かった。
それでも㎡あたり4000円ほど。
(ホントはこのウエスタンレッドシダーで天井も軒天も張りたかったが、さすがに高くなるので見た目的に重要な外壁だけにした)
物置小屋の壁材は杉野地板で㎡あたり750円くらいだから超高級壁材だ。
作りたいイメージはこんな感じだった。
(上の建物がウエスタンレッドシダー使ってるかどうかはわかりません)
よくわかりもしない資材に大金をつぎ込んで新たな懸念を買った漢(おとこ)オレ。
どうかうまくいきますように。