マジで?コレどうすんだ?

まったくのド素人が小屋らしきものを作ってみた

どう考えれば自分を納得させられるか

日本中が困惑。


まさに世論を二分し未だかつて経験したことのない結末に日本中が困惑しているようです。
そんなW杯グループリーグ最終戦でした。


どうもこんにちわ。
どんなコトでも、茶化したり悪ふざけを考えて記事を書くオレも、ちょいこの記事だけは思ったことを、少し真面目な感じで書き留めておきたいな、と。


サッカー興味ない人は、微塵も面白くないので夜露死苦機械犬。


コロンビア戦、セネガル戦で魅せたサッカー弱小国・日本の奇跡の躍進はまさに「サムライ」のフレーズと共に各国を沸かせたに違いない。


その活躍がどんなに誇らしかったか。
見たか!このやろう!これが日本を代表するサッカー選手「日本代表」だ!」と。
大会前を考えれば勝手なもんです。


アイスランドや日本などの弱小国が、世界が認める強豪国と勇気を持って最後まで諦めずに必死に戦う姿勢はW杯の盛り上がる要素だ。


対戦カードのどちらの国にも所属しないサッカーファンは、こうゆう国を応援してくれる。


今大会1番のジャイアントキリング(番狂わせ)は、日本がコロンビアに勝利したコトを抜いて、優勝候補だったドイツ(世界ランク1位)が、絶対に勝たなければならない試合で、すでに一次リーグ敗退が決まっている韓国(世界ランク57位)に敗れたことだろう。


ここまで2連敗して例えこの試合勝っても決勝トーナメントには行けないモチベーションの低い警告数だけは世界一の韓国を、世界ランク1位のドイツが一方的にボコボコにして一次リーグを突破すると誰もが予想していたに違いない。


もしかしたら、2014年ブラジル大会「ブラジル vs ドイツ」の7-1のスコアを上回る大惨劇になるんじゃねえか?とすら思ってワクワクしてたよ。


でもW杯に消化試合はないと言われるように、前大会のW杯覇者で現世界ランク1位の今大会バリバリの優勝候補だって、追い詰められた状況で、思うように点が入れられず焦りが出てくる上に、90分で試合終了となれば負けることもあるのだ。


サッカーってスポーツが、時間無制限でどちらかが先に3点取った方が勝ちってゲームならこうはならないだろう。


これが得点がなかなか入らないサッカーという競技の面白いところ。


今回の日本の一次リーグ最終戦は、そのサッカーやW杯の面白さを根底から覆す出来事だったし、まさかそうゆう試合を日本チームが日本人監督でやるとは思わなかった。


日本人のメンタリティとして「美しく散る」って美学はあると思う。
卑怯なマネをしてまで勝ちたくない。
逃げ回ってまで結果を求めたくない。
勝ちさえすれば何をしたっていいってわけじゃない。
だったら正々堂々戦って潔く散る方が美しい、と。


往々にしてそんな美学のかけらもないような、狡猾で面の皮の厚い国なんかはそうゆう戦術を取りがちだが、この大会でその狡猾で情けない戦術をとったのがまさか日本だとは…。


いまだかつてW杯で負けている側がそのまま試合を終わらそうとする試合を見たことがなかった。


そして、その戦術は他会場の「コロンビア次第」という前代未聞のもの。


日本代表を率いる西野監督はこの土壇場で、この日の日本代表選手の出来より、他所で試合してるコロンビア代表を信じた。


当然向こうも日本戦の途中経過を知ってるわけで、セネガルが怒涛の攻撃で1点を取れば、負けてるクセに攻めずにただボールを回して時間を消化した日本はその時点で敗退するのだ。


そもそも一次リーグの最終戦だけは、予選同組の試合を必ず同時刻に開始するのは、他会場で行われる同組の試合の結果に左右されてつまらない試合にしないためだ。


まさか日本がね…。
これがドーハの時に出来ていたら…日本はW杯の初出場を94年に決めていただろう。
キングカズ全盛期の時に。


今回の出来事はやっぱり色々を考えざるを得ない問題で、W杯は誰のための大会なのかって話にもなる。


もし高額なチケットを購入したお客さんのための大会であるならば、当然ブーイングされてチームとして無気力試合として処分を検討されてもおかしくない試合。


こんなもん普段の(それで給料もらってる)Jリーグとかでやれば間違いなく処分される試合内容だろう。
見にきてくれてるお客さんに失礼にもほどがある!と。


しかし、
もしW杯が、日本代表チームの選手達が国の代表という誇りを持って、各国の代表チームの選手達と真剣勝負をして上位(優勝)を狙う大会であるならば、W杯のグループリーグの仕組み上ありうる戦術だということ。


今まではなかったってだけで。


よくスポーツの世界大会は戦争に例えられる。
本当の戦争は絶対にしちゃいけないけど、人間は何だか戦いたい生き物だし、ルールを定めたスポーツを通じてなら国同士で戦争するのはオッケーね!と。


まさに戦場で戦っている本人達は、実際に戦ってもいない無責任な外野のご機嫌を伺って戦争に負けるなんてまっぴらだろう。


そしてひとつ言いたいのは、そもそも今大会前誰も日本代表に期待なんてしてなかっただろ?と。


日本中から微塵も期待されていなかった(どころか逆風吹きまくっていた)日本代表チームが、期待も応援もされていない状況で、どうしても成し遂げたいコトは、未だかつて日本が一度も足を踏み入れたことのない領域W杯でのベスト8以上だろう。


何年か経てば多くの日本人は試合内容なんて忘れて予選リーグ敗退って結果だけを記憶してしまうが、その場にいる本人はまさにこれまでの人生そのものを左右する戦いなんだ。


だから…
大して期待も応援もしていなかった人は、気持ちはわかるけど、日本代表がこの試合で、そして今後の試合で、どんな内容で戦ってどんな結果だとしても、ここぞとばかりに叩かないであげてほしい。(茶化すのはオッケーとしてww)


これまでの自分の人生の全てをサッカーに賭けてきた選手達が、まだ夢の大舞台W杯が終わったワケでもいないのに、何の努力も具体的なサポートもしていない外野に1試合だけの内容を非難されることではない。


あ。だからと言って、非難も批判もするなってことじゃあない。
そうゆう非難や批判がチームを強くしてきた側面はあるし。
代表選手ってどの国でもそうゆうもんだと思うし。


ただ、内容はどうあれまだ終わったわけじゃないこの先がある日本代表の、この賛否ある戦術はまだ完結していないと見るべきかもしれない。


非難覚悟で他力による賭けに打って出たのは、全ては決勝トーナメントに勝ち上がるため。
そして決勝トーナメント一回戦で世界中を驚かせる結果(ベスト8以上)を求めているためのもの。


コロンビアに勝って奇跡と言われようが、日本中が手のひらを返したように盛り上がろうが、とにかく決勝トーナメントに進まなければベスト8以上などないのだから。


そして一次リーグ突破は、この1試合だけで決まったんじゃなくて、ここまでの3試合全ての結果だという事。


日本は決勝トーナメント一回戦(ベスト16)で今大会優勝候補ベルギーと対戦する。


その試合に今回の賭けが正しかったのかどうかの答えがあると思いましょう。


西野監督といえば「マイアミの奇跡」(1996年アトランタオリンピックで優勝候補ブラジルに日本が勝利)だが、その時の一次予選の結果。

日本はブラジルとハンガリーに勝ち、なんとグループリーグ2勝をあげて勝点6をあげたにも関わらず、得失点差で決勝トーナメントに進出できなかった。


ちなみにこの大会の金メダルはナイジェリア、銅メダルがブラジル。
いかに厳しい予選グループだったかお分かりだろう。
しかしこの時の日本代表は、金メダルと銅メダルの国と予選で互角に戦ったのだ。


が、
オレを含むほとんどの人はそんなことまで覚えていない。
ブラジルに勝った「マイアミの奇跡」1試合だけはかろうじて覚えていても。


もしかしたら日本で誰よりも世界大会の予選で奇跡を起こしながらも、決勝トーナメントに進めなかったって悔しさを知っている監督なのかもしれない。


どんな番狂わせを演じてのちに「〇〇の奇跡」と言われようが、一次リーグ(予選)で敗退しては何の意味もないし、そんなことを目指してきたんじゃない。


監督も選手も4年に一回しかない大会で、何の奇跡もいらないからその上のステージに進みたかったコトだろう。
卑怯でも何でもその上に行きたい。誰も見た事がないその先の景色を見てみたい。
そのために全てを犠牲にして、命がけで、日本中の誰よりも真剣にこの競技に取り組んできたんだから。


22年もの間ずっとそのコトを考えていたのは、もしかしたら西野監督かもしれない。
内紛によるゴタゴタで偶然巡ってきた22年前の借りを返すチャンス。


どこのサッカー評論家やファンが日本のグループリーグ突破を想像していたか。


まあ普通に考えて3連敗して当然。
未来のために負けて恥をかいて帰ってこい。


…およそ自国選手に対する声援とは思えない逆風の中、当たっても外しても日本中から、世界中から、非難を浴びる覚悟で自分の責任においてギャンブルにでた西野監督と、その指示を忠実にこなした選手。


その結果が

勝ち点で並び、得失点でも直接対決の結果でも総得点でも決着がつかず、フェアプレーポイントとかいう耳慣れない仕組みの決着で決勝トーナメントに進んだ。
(最初フェアプレーポイントって聞いた時に「もしかして日本代表のサポーターが試合後に会場のゴミ掃除をせっせとしてるから?」とか思っちゃったよww)


ブラジルに勝って予選で2勝をあげたのに決勝トーナメントに進めなかった代表チームと、世界中からブーイングを浴びるのを覚悟で1勝1敗1分で、みっともないが戦略として決勝トーナメントに進んだ代表チームと、選手達はどっちが嬉しいのだろう。


そして日本のサッカー界にとってどっちがいいのだろう。
私たち応援する側としては全く答えを持たない領域と言える。


この日のこの状況(グループリーグ突破の条件)は日本のみが知っていたわけじゃなく、当然セネガルだってコロンビアだって知っていたワケで。


これも含めてW杯の一次リーグってのは面白い側面もある。


もしコレが世界中から非難され、2度とW杯でこうゆう展開にならないようにしなければ!って言うならば、FIFAが予選リーグの仕組みを考え直した方がいいだろう。


正直誇らしさもサッカーの面白さも微塵もなくても…ルール上何も問題はないのだから。


例えば、
日本が1-0で負けてるって情報は、当然セネガルもコロンビアも試合中にリアルタイムで知っていたわけで、「え?日本負けてる?じゃあウチらこのまま引き分けたら、ウチら2チームが決勝トーナメント行くのかあ?それでもいいね!」ってセネガルとコロンビアが意思疎通して、今回の日本とポーランドのようなグダグダをやっても、日本人としては頭にくるけど、ルール上何も問題はないのだ。


ただその際は「でも、もし(ウチら相手にあんなに噛み付いてきた)日本が1点を返したらエラいことになるよね!」が常にあって(それがこの最終戦前の2戦で思い知らせてやった事とも言える)勝手に期待した「〜だろう」よりも「〜かもしれない」って運転免許講習のような危機感を持って、どこの国の監督もそんな危険な戦術は取れなかったのだ。
自分らではどうにもならない他国の結果に、自分らの未来を賭けるような真似をしなかったのだ。


テンションだだ落ちでどっと疲れの出る試合だったが、決勝トーナメント一回戦優勝候補ベルギーに対してどんな戦い方をするかで、この試合のことも評価したい。


もう少しだけ日本代表を応援しますよオレは。


最後にこの日の試合をちゃんと見ていた人にひとつだけ問題を。

この日のあそこまでの試合内容と出場メンバーで、あの時間帯(後半残り10分)で


  1. コロンビアがセネガルを振り切ってあのまま逃げ切る可能性


  2. この日の調子の日本があのまま攻撃を続けて、あくまでも1点を取りに行くコトにこだわってカウンターでさらに失点する可能性

どっちかに自分の全財産と家族全員の命を賭けろって言われたら、さあアナタはどっちにベットする?


PS.
この日のサトシ含む観戦の模様は茶化しながら次回に。
こんなとこまで読んでくれてどうもありがとう。
バカブログなのに、こんな真面目に書かれてもコメントはしにくいと思いますので、どうぞ無理なさらずに。異論反論は認めますwww

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