マジで?コレどうすんだ?

まったくのド素人が小屋らしきものを作ってみた

村田先生が心に響く日:シーズン2

吹けば飛ぶよな将棋の駒に、賭けた命を笑わば笑え♪
                    「王将」村田英雄


どうもこんにちわ。
アラン・MURATA・ドロン・HIDEOです。


いつもは1枚目に本文と全く無関係ないチロルの画像貼って、世の愛犬家たちをうっかり呼び込む罠のようなブログでしたが、さすがに今回は自粛しておきます。


先を越されちまったけど、オレだってオレだって…村田先生が心に響く日だったので。


リスペクトフォー

色々を勝手にパクってオマージュしてみた。


て、コトで、
先日のお休みは、山にもいかず、軽トラの続きもやらず、第67期王将戦:七番勝負第6局二日目の大盤解説会に行ってきましたです。

将棋に興味ない方は回れ右でどうかひとつ。


藤井聡太くんフィーバーでにわかに活気付く将棋界ですが、ちょっとまて。


そんなポッと出の中坊の活躍でザワついてるにわかと一緒にして欲しくないオレ(にわか)です。(でも藤井くん怪物レベル。マジでマジで。)


こんな田舎でもプロ棋士の将棋が見られるのはタイトル戦だけ。


タイトル戦は7つあって(今はニコニコ動画のドワンゴが「叡王戦」をタイトル戦に昇格させて全8つに)タイトル戦だけは地方の旅館とかを回ってくれる。


今回「王将戦」が長野県で開催されるのは実に13年ぶりらしい。


「王将戦」ではなく「名人戦」ですが

2年前の第74期名人戦も行きましたYO。(これまだ中坊がポッと出る前だからっ!)


この名人戦のトキは特に羽生・国民栄誉賞・善治先生ファンのオレは、田舎の球場に現役時代の王・長嶋が来たレベルのテンションで行きましたYO。


将棋観戦って言ったって、実際に指してる人をジーッと見たところで、和服着た二人(おっさん及びメガネ、もしくはおっさんでメガネ)が座ったまま、まるで動かねえし、音声だって着物の擦れる音とおっさんのため息しか漏れてこねえし、なかなか次の一手を指さねえし、まあ正直見てらんない。


見に行くのは大盤解説って言ってテレビでもおなじみ、聞き手(主に女流棋士)と解説(プロ棋士)が色々と解説してくれるから。


▼こうゆうやつ。

▲次回の竜王戦「パンツェッタ・ジローラモ vs 叶恭子名人」が見たくて震える。


2年前の名人戦(第2局)と違うのは、今回の王将戦(第6局)はこの局に久保王将が勝てばタイトル防衛、豊島挑戦者が勝てば最終戦(第7局)へもつれ込む大事な一戦だったってこと。


久保?豊島?
はいはいはい。どっちも知らなくて普通ですからごめんなさい。
一応その二人が対戦する(現王将・久保に豊島が挑戦する)と思っててください。


二人についてやタイトル戦について、また他の棋士に関しても書きたいことは山ほどあるけど、長くなるので割愛して、


まずはその村田英雄な1日を。


朝起きてから、どうも仕事でもない、山に行く気配もない、オレのいつもと違う動きにチロルが絶賛警戒態勢ちう。
もうオレにまとわりついて離れない。


ううう。行くのヤメっかな・・。
この日はヨメもお義母さんの病院があって、チロルを実家に預けることになってるし。


ヨメの病院は絶対に行かなきゃダメだし、
こんなに暖かくて天気がいいなら、チロたんと一緒に山行って、なんだったら軽トラの塗装もしてえし、とかなり心揺れる。


でも親方(ヨメ)の「山行くのも軽トラ塗装もいつでも出来るけど、将棋のタイトル戦を近くでやってて、さらに仕事も休みなんて、今後もいつあるかわからないから行っとけ」と。


チロルの寂しそうな目に後ろ髪引きちぎられながら、会場に向かう道中高速のSAで

今回応援する豊島将之挑戦者の勝利を祈願してゲン担ぎの蕎麦を。
蕎麦の何がどうゲン担ぎなのかは各々考えてみてください。
何でもかんでも聞こうとしちゃダメですよ?自分の頭で考えないと。


藤井くんフィーバーの将棋界とは言っても、藤井くんもいないし羽生・国民栄誉賞・善治先生もいないし、そんなには混まないだろうとゆっくり目に会場ついたら

おう。


マジかよ。
結構いるな。


この日の大盤解説は

聞き手:女流棋士・長沢女流四段(この人松本出身らしく2年前の名人戦にも来てた)
解説:中村修九段(和服)飯島七段(右側)の3名。


プロ棋士の皆さんは将棋を指す以外に、こうゆう大盤解説も仕事の一つなので、トークも慣れたもので基本面白い。


将棋見るのが好きって言うと「へえ、じゃあ結構将棋お強いんですね?」って聞かれるが、ちょっとまて。
プロ野球観戦やサッカー観戦好きな人に「へえ、じゃあ野球(サッカー)結構うまいんだ?」って聞くか?


なぜか将棋だけは「実際にやっててそこそこ強い人が見ている」って思われがちだけど、今は「見る将」って言って、自分は指さないけど見るのが好きって人結構多いです。


オレも小学生の時に将棋が大流行して夢中でやってたけど、それ以降は大してやってない。


ネットでコンピュータと将棋指すとPCをハンマーで殴りたくような負け方するし。
で、「待ったあり」(あ。間違えた!と気づいたら今の手ナシね!って言ってオレだけ戻る仕組みの反則)でやると、たまには勝つけど超虚しいし。


だから今は見る将専門。
将来おじいちゃんになったら暖かな陽射しの下ウッドデッキでゆっくり将棋でも指したいね。


NHKですら放送してくれない、いつ終わるかもわからない地味な映像を延々流す将棋中継がなくなってる時代に、ニコニコ動画が将棋の配信をしてくれたおかげで(このためにオレはニコニコの有料会員になってる)今では無料のAbemaTVでも配信されるようにもなった。


将棋ファンにとってネット中継は実にありがたい。


藤井くんがらみで、TVのワイドショーなんかで取り上げられるどうでもいいような「今日の昼飯は」とか「今日のおやつは」とかは、そもそもネットから話題になってきたもの。


あの加藤一二三九段(せんにひゃくさんじゅうきゅう段!)も元々はネットで「ひふみん」って愛称がついてその現役時代の逸話から人気が出た実写版ゆるキャラ。


確かに変わり者だけど本当はマジですごい棋士だし、ああゆう風にバラエティで芸人なんかにバカにされるのはどうかと思うが「まあ、本人が楽しそうだからいいや」って全員がほっといてる感じで。


あと間違えやすいのが、将棋は「打つ」じゃなくて「指す」です。
駒を盤に置くことは「駒を打つ」と言いますが、将棋自体は「指す」が正しい。


何の分野もそうだけど、観戦をより楽しむためには、少なくともルールとあとは登場人物の背景などがわかるとより一層面白くなる。


野球だってルールも知らず、チーム名や選手の一人もわかんなければ、いくら球場に行っても面白さも半減だろう。


ネットの情報なんかもボチボチ見ながら


会場ついた時には「時間のかかる将棋になりそう」と。
マジか。
なんか人も多いし、チロたん迎えに行って今からでも山行くかな・・とまだウジウジ思う。


将棋自体は解説の面白さもあって

白熱していたが、


昼過ぎくらいから徐々に形成的に久保王将の有利な状況になりつつ。


もちろん久保王将ファンも多いのだが、若手のタイトル候補筆頭だった天才・豊島きゅんがタイトルに過去3度挑戦して未だ一度も取れていないってのと、ここで豊島きゅんが勝てばタイトル戦最終戦(第7局)まで見られるってファン心理もあって、解説陣も会場の空気も何となく重くなる。


そのトキ!

みなさん知らないおっさんでしょうが、森内俊之永世名人が登場!


マジかあああああああああああ。超感激。


羽生・国民栄誉賞・善治先生の同世代のライバル。
10年近く名人戦は羽生と森内によって争われた。


羽生さんを長嶋に例えるなら森内は王。


王貞治(違)の登場に、重いし邪魔だからからいいや、と車に置いて来た一眼レフを取りに戻ったYO。

みんなが知らないおっさんを激写しまくるおっさん(48)


もうね

オレほぼ報道陣。


いやあ、興奮した。


王将戦の結果は、
熱戦の末(夕方にはもう大勢はほぼ決まっていたが)

豊島挑戦者投了…。(負け)


ここまで長い持ち時間の王将戦二日制を6局(述べ12日間)も久保さんと必死に戦ってきても、でも最後にタイトル取れなければ何も残らないという厳しい現実。


泣きそうでした。


吹けば飛ぶよな将棋の駒に、賭けた命を笑わば笑え♪
                    「王将」村田英雄


時間が早ければ対局者二人とも会場に来て感想戦(振り返り)をしてくれるが、時間も遅い(午後6時過ぎ)なので対局者は来ませんとのことだったが、
待っていてくれるファンのためにと今日タイトル防衛を決めた久保王将が来てくれると。

タイトル防衛おめでとうございます。
終盤での桂馬の捌き方を解説陣も絶賛してました。かっこいい。

二日間も戦ってお疲れでしょうがこの1局を振り返っていただき終了。


羽生さんなんかは二日制の対局で体重3~4kg落ちるそうです。


ただ座ってるだけなのに、どんな脳の使い方したらそうなるのか、と。


オレも一度くらい体重落ちるほど脳を使ってみたいものだ。


最後に、
大盤解説会のお楽しみといえば「次の一手クイズ」とプレゼント抽選なのだが、オレ2年前の名人戦の「次の一手クイズ」に正解し(正解を紙に書いて提出し正解した中から)抽選で

名人戦の解説に来ていた中村太地六段の色紙をゲットしたったの!


(当時中村は六段だったが、現在なんと!タイトルホルダーで中村太地王座!オレが育てた気になっちゃう成り上がり。この色紙の時は「ええ〜羽生さんのが欲しかった!!」ってガッカリしていたことは内緒で)


右側の若造がオレが育てた太地王座。オレの色紙ゲットから潮目が変わったよな太地。
ありがとは?

左のちょっと結婚したい感じは人気女流棋士の香川愛生女流。


おっさんでもメガネでもなければ将棋界では「イケメン棋士」と呼ばれる。


だから色紙などの来場者プレゼントをゲットするには

  1. 出題された「次の一手」を読み切って当てる(とか言ってるけど実質解説の人が候補を上げてくれる4択クイズwww)
  2. 当たった人の中からの抽選に引っかかるコト

の2段階クリアでもらえる実に厳しいもの。


100人以上来てる中から10個前後のプレゼントを奪い合うのだ。


王将戦のお宝(会場プレゼント)が展示してあって万引きするかどうするか悩む。

豊島きゅんの色紙が欲しいいいい!(みろりるさん見てる?)


で、2度あったお宝抽選会は1度目はそもそも次の一手(第一段階)で外す痛恨のミス。


最後の抽選会。
まずは次の一手クリア。
が、
正解者も多くあとは抽選待ち。


最初は(ハズレじゃないけど)対戦者(久保・豊島)色紙じゃなくて、(数を増すための)本日の解説の棋士の色紙から。(二人ともいい解説だったから当たればやっぱ嬉しい)


ハズレ・・・。


でも、
いよいよ久保王将or豊島挑戦者の色紙の当選発表。


なんか東京や静岡から来てる人がゲット。
このやろう!わざわざ長野まで来てご苦労さん。


しかも「あれ?またこの人!2回目じゃないですか?さっきも当たりましたね!」と色紙二枚もゲットしたじじいまで現れるシマツ!
(辞退しろよこのヤロウ!みんなに行き渡るように辞退しろよこのヤロウ!オレだったら絶対に辞退しねえけど、オマエはしろってば)

くっ。
誇らしげに色紙を掲げる。
オレのすぐ前のじじい。
後ろから頭殴って強奪するかな?とかよぎらないでもない…。


メインの対戦者色紙も全部終わって…最後は記念品だってよ。
なんか鉛筆の詰め合わせな感じだよね。
しかも二個かよ。ケチくせえ(上写真の細長い包み)


一人呼ばれて、鉛筆詰め合わせのラストの当選者は



オレ。




マジかあああああああいやああああああああああああ。byホイットニ。


鉛筆の詰め合わせでも結構です!
たった2回大盤解説に行って2度とも当たりとかオレどんだけ普段の行いいいんすか?


「〇〇にお住いのチロルさん!」
「はーーーーーーい!はいはいはい!(えんだあああああいやあああああ)」
と、
元気よく手を上げて他人の視線を一身に受け、えんぴつ詰め合わせを取りに行く48歳。
しかもこの日なんか暑くて、会場でオレひとりだけ、胸いっぱいにデカデカと「目のついたハートの模様」の不気味なTシャツ姿で。

隣の人の「いいなあ!(強奪したろか?)」の視線が気持ちいい。


会場で隣の視線浴びながら鉛筆の詰め合わせ開封してもアレだし、開けずにそっとカバンにしまって、家に帰ってまずはヨメに王貞治森内俊之永世名人が来て、生で見ちゃった!写真も撮っちゃった!と興奮して自慢して、そうだ!!オレまた抽選当たったんよ!と開封したら

えっ?


ええええええええええええええええ。いやああああああああ。


マジで?


マンモスうれP。


対戦者二人サイン入りの扇子。


なんか勝手に鉛筆詰め合わせと思っていたからオレ。
写真に写ってる横の鉛筆が悪い!


なんだったら会場のグッズ売り場で買おうと思ってたけど、今回なんかグッズ販売なかったので買わなかったレベルのお宝。

豊島さん、マジで残念でなりません。
でもまだ名人への挑戦も残ってます。今は過密スケジュールで大変ですがどうかひとつタイトルを!!
もうこうなったら名人を最初の獲得タイトルにしちゃいましょう!!!
こういうのもらった以上オレもう他人じゃないすから。ほぼ身内っすから。

久保王将。見事でした。振り飛車党が少ない今、あなたの超かっこいい振り飛車がタイトルを持つことのワクワクはファンを喜ばせています!!
捌きのアーティスト・久保利明王将、防衛おめでとうございました!!


で、王将。これなんて書いてあるんすか?

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