古い映画三昧な休日とか
ママがいなくてもマウンテンベースは大好きなチロたん。
夏休み以降とにかく天気が悪かったのと、ギガ放題な契約のPocketWiFiの使い方をうっかり間違えて、
繋がり悪いトコで4G LTE通信(無料オプション)にしたままうっかり使い続けて7GB超えたった。
そうすると今まで使い放題だったWiMAX 2+にまで制限がかかっちゃう仕組みなのだよ…。
そんなの…知っていたのに…。春はやってくるのに…。woo yeah…。
今月(8月)末まで速度制限かかっちゃって、まるで使い物にならないので、しばらく山にも行ってなかったってのもあるんだけど、流石に一週間以上開くと行きたくなっちゃう。
携帯電話なんてなくてもなんの支障もないけど、ネットが繋がらないのはどうしてもイヤ。
それでも…
ええい!ネットなんて繋がらなくていいから山行くぞ山。
ウチの天使チロたんかわいいよチロたんも、
すっかりパパと二人でマウンテンベースってのも慣れたもんで、山に行くとわかるとママが「チロたん、しばしのお別れだよ…」って車の外から見送ってても見向きもしない。
いいぞ。
朝の散歩と夜のオヤツとマウンテンベースはパパ。
それがあたしの決まりだし、ここがあたしのアナザースカイ。
てコトで、
ここ2回ほど連続で休日はチロたんと二人でマウンテンベースに行ってました。
ここんトコ何かと忙しかった親方(ヨメ)を一人にするって意味もあるんだよ。
毎日毎日オレとチロたんの世話ばっかりしてられねえだろうし。
んで、
「なあ、おたくの娘のお世話こんなに大変だったんだぜ?」
と親方にアピールすることで、次に何か買うときに
「あ。オレ日頃からこんなにチロたんのお世話をしてるんだから、何か買っちゃっても差し支えない」
と言い聞かせる意味もある。
山に行くとは言っても天気はさほどよくないので、草刈りなんてしねえってば。
誰が草刈りなんてするかよバーカバーカ。
ただし…
今シーズンもう一周は草刈りしねえとダメなのは一目瞭然なマウンテンベース。
でもそれは今日じゃない。と僕は思うんだよ。
草刈りもしねえで、日中何をしてたかはまたいずれ記事にするとして、夜はテレビも見たくないので古い映画を引っ張り出してガッツリ観てました。
最近はレンタル屋にも行かなくなったし、新作映画のDVD(ブルーレイ)も買わなくなって、もっぱらNetflixかAmazonプライムで映画見てますが、昔は好きな映画はDVD買ってたので、ネットが繋がらない今こそ山に何本か置いてある昔のDVDを見ましょうそうしましょう。
まず1本目。
(ここから先、過去に何度も見てる映画のレビューなのでもしかしたら過去記事でレビューしたのも含まれてるかもしれませんがそんなの聞こえない)
・リービングラスベガス ★★★★☆
大好きで何度も見てる映画。
ダメなニコラス・ケイジ全開映画。
酒でこのクソみたいな人生を終えようと流れ着いたラスベガスで出会った娼婦との救いようのないラブストーリー。
てか、ちょい待て。なあに?この画面サイズ。
せっかくの100インチスクリーンの上下左右カットされて、
ほぼ50インチくらいになっちゃってねえか?
昔のDVDすぎてケースもCDサイズのケースで音声も5.1chですらない2chとか。
キサマはVHSか。
ブルーレイ版とか出てるならいつか買い替えたい。
テレビモニタに映し出すトキは、テレビ側の画面設定でもう少し拡大できたので、
きっとプロジェクターの設定だろうけど、何をどうしても変えられなかったので、このまま視聴。
若干ガタイの良さが目に付くけど、いい感じでけしからんエリザベス・シュー。
なんてエロいんだこのやろう。500ドルなら何してもいいんだって。マジすか。
この映画見てると、
人生って「過去の選択の連続」で今ココにいるんだなって思わされる。
どこでどう選択を誤ったのかなんて今更わからないし、わかった所でどうにもならない。
なぜ酒に溺れたのか…どこで選択を間違えたのか、そんなコトはもうわからないけど、それでもこの人生を受け入れて固い決意のもと死に向かって酒を飲み続ける男と、なぜ自分がここで娼婦をしているのかなんて考えたってこの生活から抜けられるワケじゃない女の一見どん底に見える二人が刹那の愛を見つける方向の映画。
とにかくニコラス・ケイジのアル中ぶりがもう。
恋愛映画なんて好きじゃないけど、これはもうアル中映画と言っていい。
役者ってのはすげえな。
見終えて楽しい気分には1mmもならない救いようのない映画。
でも好きな映画。
オレがリービング・ラスベガス見てるトキのチロたん。
2本目は、
これまたCDサイズのケースに入ってた、
・レザボア・ドッグス ★★★★★
説明不要なクエンティン・タランティーノ監督デビュー作。
映画の面白さってのは予算じゃねえって思い知らされる。
とにかくセンス良くカッコいいバイオレンス映画。
これに超絶影響を受けた小沢仁志の映画を昔見たことがあったが(タイトル失念)ものすごいヒドい出来だった。
このオープニングのカッコ良さは映画史に残る(オレ調べ)
タランティーノはこの映画が評価されてパルプ・フィクションを世に出しブレイク。
たぶん、日本人にとって「クエンティン・タランティーノ」って響きも何かいいんだわ。
なんとタランティーノの次回作は、レオナルド・ディカプリオとブラッド・ピット共演とか。
そんなの見るに決まってるじゃない。やだー。
銀行強盗に失敗した男たちが裏切り者(イヌ)を探し出すってだけの映画。
映画の舞台は小汚い倉庫がメインで、女優なんてエキストラ以外一人も出てこない。
それなのに、なんでこんなに面白くてスタイリッシュなんだろう。
そしてこの映画をマネした映画はことごとくダメなのは何が違うんだろう。
どっちかって言うとお兄ちゃん(ショーン・ペン)より好きな俳優クリス・ペン(故人)。
この映画のナイスガイ・エディ最高。
このナイスガイ・エディとトゥルーロマンスの警官役こそ、オレにとってのクリス・ペン。
コイツの声が好きってのもある。
こちらもこの画面サイズをどうにかしたいので、いつかブルーレイで買い替えたいトコロ。
レザボア・ドッグス見終えた時のチロたん。
3本目。
・クラッシュ ★★★★☆
元々は人に勧められて観たんだけど、地味な印象の映画ながらアカデミー賞で作品賞も獲ってるらしい。
前にこのブログでこの映画について書いたかどうか忘れた。
アメリカの複雑な人種問題をテーマにした作品。
「感動の涙」ってパッケージには書いてあったが、なんでもかんでも泣くコトでお馴染みのオレでも泣くシーンはひとつもない。
脚本がよくできてるって映画。
なんの派手さもアクションもなく、ただ淡々とひとつの事故に関わる人らの日常が描かれる。
話したこともなくただ街中ですれ違っただけの人も、全く無関係ではなく関わりを持つんだなあって。
いい人が必ずしもハッピーエンドになるわけじゃなく、イヤなヤツでも何かをきっかけに変化することもある。ただし人格そのものが変わるわけじゃなく、あくまでもそのシチュエーションで。
どんな極悪人だってたまたま目の前で溺れてる犬を助けることもあるだろうし、傍からはどんなに幸せそうに見える家庭だって人には言えないストレスを抱えて生きている。
そこそこな俳優を集めて作られてる映画。
2度見たんだからつまらなくはないんだけど、オレとしてはトム・クルーズが天井からぶら下がってきたり、ブラピが地下でケンカしてたり、デ・ニーロやパチーノがマフィアだったり、ミレニアム・ファルコンが銀河系を飛び回ってる派手めな映画の方が好き。
4本目。
・トーマス・クラウン・アフェア ★★★★★
スティーブ・マックイーンの「華麗なる賭け」(未見)のリメイク。
マックイーンと言えばメジロなオレなので、今更スティーブ版は見る気がしない。
オレ的には「エントラップメント」に並ぶオシャレ泥棒方面の映画。
なんだかんだ好きな映画で何度も見てる。
まあ、全盛期とも言えるピアース・ブロスナンがカッコいいのなんのこのやろう。
超カッコいい癖に、金の使い方はZOZO。実にけしからん。
超大金持ちのハンサムと、そんじょそこらの男じゃ太刀打ちできない超キレ者のエロい美女。
そら出会ったらすぐヤルよね。
そんな何の現実味もない恋愛をダラダラ見せられるだけなら、ただのクソ映画なんだけど、
さすがオシャレ泥棒映画。
スタイリッシュにエンディングへ導く。
最後の最後まで
「けっ!いくら大金持ちのハンサムでもそんなに上手くいくかよバーカバーカ」
と思いながらも、
神様!もし次に生まれ変わるんならオレ、コイツになりたいですと全力で祈ってる。
もしくはハン・ソロでどうか。
5本目。
・マトリックス ★★★★★
今更説明不要の映画。
どうやら4作目が制作されるとのコトで、もう一度見直してみようかと。
映画史では「マトリックス以前」「マトリックス以後」と語られて然るべき映画。(もちろんオレ調べ)
それこそ何回も見てるが、何かをしながら流し見じゃなく真剣に見たのは久々。
やっぱ面白ええええ。
印象的なマトリックスコード。
そう言えばブログ記事に書いたかどうかも定かじゃないけど、
コレは、割と最近見直した『GHOST IN THE SHELL / 攻殻機動隊』のパクリ。
(と言うよりオマージュ)
マトリックスは、公に攻殻機動隊をリスペクトして影響を受けたと認めているので、これはパクリではなくオマージュ。と僕は思うんだよ。人を笑う方じゃない。
自分んトコは他人のパクリを絶対に許さないクセに、ライオンキングのように何をどう考えたって「テメエそれジャングル大帝のパクリだろ?」って思われても、絶対に認めないのはオマージュじゃなくパクリ。
これはもう法律上の問題じゃなくオレの感覚的な話で。
そこにリスペクトがあるかどうかが大事。
今のスマホなんて全てiPhoneのパクリだし、WindowsはMacOSのパクリ。
二番煎じって言い方でもいい。
だってオレはAppleこそがクールって育てられたAppleの犬だしね。
攻殻機動隊の電脳のコレもマトリックスは大いに影響されてる。
レザボア・ドッグスに影響を受けた小沢仁志映画(これはパクリじゃなくてオマージュ)が、あんなにダメダメなのに、(見たのすんげえ昔だし内容も全く覚えてないけど、見たことをものすごい後悔してるのだけは覚えてるので言いたくて仕方ねえ)攻殻機動隊に影響を受けたマトリックスがこんなに面白いのは何故なんだって。
マトリックスと言えばコレってほど衝撃だったバレットタイム撮影とか、
二丁拳銃にスローモーションとか全くのジョン・ウーだし、ワイヤーアクションなんてカンフー映画では普通に使われてきた技術だけど、それらが監督のウォシャウスキー兄弟の手にかかれば、
超絶にカッコいいサイバーパンクな映画に。
今見てもモーフィアスのサングラスはどうして顔にくっついてるのかわからん。
こんなに若くて可愛いキアヌ・リーブスが、今更どんな面して4作目に登場するのかもちょい楽しみ。
見終えた後「えーマジかよ。やっぱ作らねえ方がよかったんじゃねえか?」って言う予感もしつつ。
ちなみにマトリックスの2と3はそんなに好きじゃないんだけどね…。
ただし絶対にヤメとけって強く言えないのは、
庵野監督がエヴァ新作そっちのけで「シン・ゴジラ」作るって聞いた時「ふざけんな!何が今更ゴジラだバカヤロウ!」って言ってたのに、実際に見たら「マジか。大正解じゃねえか。このやろう」だったので多少の期待は持ちつつ。
ちなみに、
庵野監督が次に「シン・ウルトラマン」も作るらしいが、
「えええwwwバカwwwwヤメとけwww」
って言い切れないのも全部ゴジラのせい。
最後になりましたが、
衝撃すぎて、どう受け止めてどう解釈するのがいいのかわからないってのが、マトリックスの監督だったウォシャウスキー兄弟が、ウォシャウスキー姉妹になって4を作るってコト。
そこら辺の詳しい途中経過を知らされてないだけに、
どうしてそうなった…。