マジで?コレどうすんだ?

まったくのド素人が小屋らしきものを作ってみた

サモアと日本、不屈の精神同士の美しき戦い

親方の激しいタックルを受けるラグビー日本スピッツ代表の補欠のリザーブの司令塔チロル。

負傷退場で脳震盪中。


さて、
ラグビーW杯ですってば。


案外周りで興奮してる人が少なくて寂しさもありますが、ウチら夫婦は絶賛興奮中。

4年に一度の世界大会を自国開催中で、しかも日本は世界を驚かせるほどの大躍進中。
ニッポンチャチャチャ!の申し子のオレは興奮せざるを得ない。


各組比較的順当な予選プールで唯一世界を「あっ!と驚かせた」アイルランド戦の興奮も冷めやらずなこの日第3戦対サモアが行われました。


ああ。
試合前あんなに嬉しそうにアイルランドのユニフォーム着て、試合会場からメールしてきやがったガイジンJJは、日本戦敗戦後ウチらに祝福メールも寄こさず、どうやらタイに逃亡して遊んでる模様。
親方(ヨメ)がFaceBookで見つけた所存。


なあJJ。「ニホンオメデトー!」メールは?


さて、
ウチら夫婦は土曜日は夜まで仕事なので、例によって情報を一切遮断し、マウンテンベースでサモア戦録画にて観戦を目論む。

ライブから1時間ほど遅れて(録画中の試合を後追い再生にて)さあいよいよ決戦。


最初、録画再生したら「イングランドvsアルゼンチン」とか始まって
「うわあああああ!オレ間違った試合を録画しちまったああああ!サトシ死刑ーーーー!」
とビビったが、午後4時の試合からずっと録画してたらしい。


あーびっくりした。
心臓なんて軽く止まりかけたし、サトシ冤罪で死刑にするトコだった。
早送りでイングランドvsアルゼンチンをすっ飛ばして、さあ!

練習後ロッカールームに帰るときもキャプテンリーチ・マイケル(マイク・リー)を先頭にONE TEAM
震えるんだってば。

田中・お前、どこ小?・史朗と一緒に君が代斉唱。
小学校の合唱コンクール。


サモアといえば、ニュージーランドのハカに並んで有名な

儀式で自らを鼓舞するシバタウ
盛り上がるね!!相手国ながらこの儀式は鳥肌もん。


でも、
ハカとかシバタウみたいな儀式ってどの国もやっていいの?
なんかウチらもやってみたくなったから儀式いきまーす!とか勝手に始めたら、審判も相手国もちゃんと待って儀式を見てくれんのかな?
それとも試合前にちゃんと書類とか提出して申請してから儀式やるの?


そんなコトはさておき、
ワンチーム日本は、サモアのシバタウを肩を組んで静かに受け止める。

マウンテンベースだって、

ワンチーム。


結果や専門的な解説はもう皆さん飽きるほどスポーツニュースなんかで見てると思われるのでそっちに任せるとして、このブログはにわかファン観戦記として、適当に読み流してください。


ああ、ラグビーなんぞ興味はねえ!って方は光速で「ブラウザの戻るボタン」を。


この日前半は、

これまでの二試合決して悪くはないけど、すこぶるキレてもいなかった感のある五郎丸の後継者・田村がキレッキレ中のキレッキレ


次々とペナルティーキックを成功させていく。


日本としては強豪国サモアに対してアレですけど、
ただ勝利するだけじゃなく、
4トライを決めて勝ち点にボーナスポイントが欲しい試合。


だが、
ここは慌てず「まずは確実に勝つためにしっかりと点を重ねておく」って滑り出し。


そして、アイルランド(今大会優勝候補)に勝ったコトで、若干応援する側も心に余裕が生まれていたけど、サモアやっぱ強ええ!


サモアだってこの試合負ければ予選リーグ敗退はほぼ確実なのでどうしたって勝ちたい。
ここで日本相手に負けてW杯を終わらせてたまるか!な決死の覚悟で試合に臨む。
これぞW杯。

アイルランド戦で見せた日本最強スクラムもサモアがガチで強いので互角な印象。
でも、
アイルランドやサモア相手にスクラムで負けてねえぞ!って日本の強さったらもう。


この日の審判はペナルティのジャッジが厳しめなのか、日本も自陣でペナルティ取られるコトも多く、日本がペナルティゴール3本、サモアがペナルティゴール2本と痺れるような展開。
キッカー田村(キレッキレ)の好調に救われてる。


そんな痺れるような試合を動かしたのは、今日の対戦国サモアから日本にやってきた日本代表ラファエレ・ティモシー

サモア出身のイケメン日本代表ラファエレ・ティモシーがあああ!
トライ!トライ!トライ!トライ!
日本に来てくれて、日本を選んでくれてマジありがとう!!


その後サモアがペナルティゴールを一本決めて

16-9で前半終了。


ハーフタイムともなれば、
ウチのラグビー日本スピッツ代表の補欠のリザーブの司令塔が、

親方の寝袋に対して一歩も引かないスクラムで押し込み、

押して押して押して、

トライ。


その後、

安定の脳震盪。

さすがラグビー日本スピッツ代表の補欠のリザーブの司令塔。
流れるような華麗なプレイ。


後半早々。


敵陣深くからのラインアウトで全員集合的集団モールでゴールラインまで押していく。
(モールは立ったまま集合して集団で相手陣に押していくコト。モールが潰れてしまうとラック)


もうマウンテンベースも会場も
「押ーせ!押ーせ!押せ!押せ!押せ!押せ!押せ!押せ!」コール。
そして集団的モールから姫野・ジャッカル・和樹がああああああ!

日本2つ目のトライ!トライ!トライ!トライ!

もう興奮して何がなんだかな写真も多数。


コンバージョン(キック)も決めて26-12の14点差。


よし!イケる!勝てるぞ!!


そしてここからは勝ちだけではなく、
4トライでのボーナスポイントを取りに行く日本。

俺…この大会が終わったら…医者になるんだ…」でお馴染み福岡堅樹投入!


さらに、

我らが日本の司令塔、敵ならムカつくけど、味方だから最高な
田中・お前、どこ小?・史朗
も続けざまに投入。


もう興奮しかねえ。


サモアに「うわあ!さすが強え!」と思わされるトライを決められ、
26-19
7点差に詰め寄られるが…


結果的にこのサモアのトライが、
最後の最後までサモアを諦めさせなかったトライとなる。


サモアにトライを決められた直後、
福岡・医者王に!!!おれはなるっ!!!・堅樹」が、
この日3つ目となる、

トライ!トライ!トライ!トライ!トライ!!!


コンバージョンは外して31-19


だけど、あとひとーつ!あとひとつトライを取ればボーナスポイントがあああ!


んが…
後半残りあと数分から考えて4つ目のトライは相当厳しいか?
と諦めかけた最終場面。


さっきサモアがトライを決めたことで、サモアだってあと一回トライを決めれば「31-24」と7点差以内となり、負けても勝ち点1(ボーナスポイント)を取れる局面。


サモアは勝ち点1をとれば限りなく厳しいとは言っても、まだ数字上は決勝トーナメントへの可能性は残せる。


80分のホーンが鳴ったトキ(あとワンプレーでノーサイド)、
サモア陣深くでのサモアボール。
「もうウチの負けでいいです…」
とサモアがボールを外に蹴り出せば、日本は勝利はするけど、
4トライのボーナスポイントは取れない。


サモアの出した答えは、自陣深く危険な地帯からのスクラム。
こっから俺たちはトライを奪いに行く!という意思表示。


鳥肌立った。


ラグビーは自陣深くでプレイするのは大変危険な為、手では後ろにしかボールを出せないから、キックで出来るだけ相手陣側に大きく蹴り出して、相手ボールにしてでも相手陣でプレイ再開したいって競技。
自陣深くからスクラムとか普通はない。(ボールを持つチームに選択権あり)


しかし、80分を経過しているためボールを相手陣に蹴り出した時点で試合終了。


かなり厳しいのは承知の上で、ワントライさえもぎ取れば首の皮一枚で残るサモアは、自陣から勝ち点(ボーナスポイント)を取りに行く。


絶対に諦めねえぞ!なサモア。たまんない!


しかし、サモアがスクラムに自信を持ってるとはいえ、
今大会日本のスクラムはとてつもなく重くて強い!


日本スクラムのプレッシャーに対してサモアがスクラム中のペナルティを取られ、日本ボールに変わって再びスクラムから試合続行。
(ボールが外に出るまでがワンプレイなのでペナルティは続行)
日本自慢の重くて強いスクラムのまま押して押して押しまくってそのままトライというスクラムトライが十分に狙える位置。

試合時間は終了からすでに3分近く経過。

試合会場もマウンテンベースも一体化して(試合会場とは1時間ほど時差あるけどww)
押せ押せ押せ押せ押せ押せ押せ押せ押せ押せ押せ押せ押せ押せ押せ押せ!


スクラムで押し切るコトもできたかもしれないが、
日本の頭脳「田中・お前、どこ小・史朗」がスクラムからボールを出し、

松島幸太朗の電光石火のトライ!!!!!!!!!!

どっわあああああああああああああああ!!
松島!松島!松島!松島!松島!松島!松島!松島!松島!

ホント松島幸太朗のスピードと華麗なステップと髪型は日本の武器すぎる!
鳥肌も鳥肌も鳥肌も鳥肌。

この日どうしても欲しかった4つ目のトライ(ボーナスポイント1)を決めたのは試合終了を告げるホーンが鳴ってからなんと5分後!!!


サモアが最後の最後まで絶対に諦めない不屈の精神を見せ、日本も最後まで絶対に4トライを諦めない不屈の精神で答えた。

ラグビーのいい所は、

あれだけ激しくぶつかった相手でも試合が終わればノーサイド
戦い終えたら両軍のサイドが無くなって同じ仲間だという事。
互いにリスペクトしあって終える。
なんて美しい。
(どっかの隣国とはリスペクトし合える気がしないけど出場してなくて幸い)

ウチもノーサイド。


んで、
なぜラグビーのW杯予選プールにおいて、
こんなにボーナスポイントにこだわるかというと、4年前の前回大会で日本は「史上最大の番狂わせで南アに勝利」し、予選プール3勝1敗の成績をあげながら、決勝トーナメントに進めなかったのは、このボーナスポイントの差だった。


この日のボーナスポイント獲得により、日本の予選プール最後の相手スコットランドが、これから行われる日本戦前のロシア相手にボーナスポイントを取る勝利をおさめたとして最終戦、


日本の勝点13 対 スコットランド勝点10なのか。


日本の勝点14 対 スコットランド勝点10なのか。


たった1点の差だが、
実はこれがものすごくデカい。


この日の日本のボーナスポイント1点によりスコットランドは、
最後日本に勝ちさえすればいい
って状態から、
日本にボーナスポイントを与えずに勝つしかない
って状況に追い込んだ。


日本に対して4トライ以上を奪わせずに
8点差以上で勝たなければならない


しかもスコットランドはロシア戦後中3日で日本との最終試合に望むハードなスケジュール。


この日程に関しては、毎大会色々と問題が指摘されるらしいが、
これまでも大抵開催国が多少有利になるよう(試合間隔があく)
になってるみたい。


やったぜ!自国開催。


スコットランドは
日本は中6日も空いて休養十分なのに、俺らは中3日なのは卑怯じゃないかっ!
と吠えてるという噂も聞くが、だったら言わせてもらおう。


4年前、
日本が南アに激闘の末歴史的勝利を勝ち取ってからわずか中3日で、休養十分なスコットランドと対戦し、予選プール唯一の敗戦の結果決勝トーナメントに行けず悔しい思いをしたんだよ。


その時も吠えて欲しかった。
日本が中3日なのに休養十分のオレたちは卑怯だああ!」て。


あんトキ、南アに激闘に勝利して日本中が超浮かれた直後、
スコットランド戦での屈辱的な負けはまだ忘れていない。

我らがサムライキャプテン、リーチ・マイケルが
スコットランドをボコってやる!
と言ってるコトからも、あの4年前の悔しさを忘れてねえぞ?って証。


日本は決して浮かれちゃいない。


絶対に4年前の屈辱を晴らして完膚なきまでにスコットランドに勝利して、予選プール4連勝で決勝トーナメントに行く。


予選プール最後の相手がスコットランドなのは、4年前のリベンジにおあつらえな舞台と言っていい。


よおし!頑張れ!日本代表!!!


決勝トーナメントで(おそらく二位通過してくるであろう)南アに、
前回の勝利はまぐれなんかじゃなかった!
と世界中に見せつけてやりましょう。


運命の予選プール最終試合、
スコットランド戦は10月13日(日曜日)午後7時45分キックオフ。


ウチのサムライキャプテン・チロルも脳震盪の治療中で復帰予定。

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