5時間の時差で感動した夜
秋のチロたん(親方撮影Ver)
4年に一度のラグビーW杯。
しかも、
オレが生きている間に2度はないであろう自国開催。
開幕戦でガチガチながらも見事ロシアに4トライをあげて勝利し、ボーナスポイントまで勝ち取って理想的な滑り出し。
総当たり戦の予選プールで、もっとも強敵と言っていいのが、この大会中に世界ランク一位にもなった今大会優勝候補のひとつであるアイルランド。(←大好きなガイジンJJの母国)
2019年9月28日(土)運命のキックオフ。
なんだけど、
キックオフが午後4時半とか…。(自国開催のあや)
土曜日終日仕事のウチは全くのお仕事中でやんす…。
ええい!こんなコトなら休みにしておけばよかったのだよ!
ので、ライブでは見られず、
自宅とマウンテンベース両方で録画予約をしてある万全の体制。
(親方(ヨメ)から「あたしの気分次第でどっちで見るかわからねえから両方で録画しとけ!」と指示された)
試合当日の昼前、
親方(ヨメ)のiPhoneに、JJとその友人フィンさん(同じくアイルランド出身)から、試合会場(静岡)でアイルランドのユニフォーム着た二人の写真が送られてきやがった。
あのガイジンたちめ…。
遊ぶことに関しては実に抜かりがねえな?
いいなあああああ!会場で見るのかよおおおお!
二人とも超笑顔でヨユーの表情してやがったのがムカつく。
まあ見てやがれ。
そんな感じなので、
もう午後からはテレビはもちろんインターネットも遮断して、
ラグビー日本戦の結果を目にすることなく、録画視聴に備える。
親方にも「あのバカガイジンどもからお喜びのメッセージとか来るかもしれねえから、iPhoneもうっかり開くんじゃねえぞ?」と念を押す。
仕事終わったのが午後7時過ぎ。
もう結果は出てるだろうけど、ここは慌てず騒がず、
まずは、
増税前物欲強化月間(親方Ver)に付き合ってドンキへ。
特にオレは欲しいものはないんだけど、
一応増税前だからね?と、
ペヤングと赤いきつねとどん兵衛を大量に買い物かごに入れて、ドヤ顔で親方んトコに持ってったら、
「それは増税後も8%だから戻してこい」
と言われました・・・。
代わりにセブンスター2カートン買ってもらいました。
増税前の駆け込みお買い物で気分をよくした親方は、
「仕方ねえ。山に一緒に行ってやる」
とおっしゃってくださったので3人でマウンテンベース方面へ。
この日はバスじゃなかったので、
車にテレビとか一応ついちゃってるけど、
ラグビーの結果を知りたくないからTVは当然オフ、
ラジオだってうっかりDJに結果言われた日にゃサトシ死刑なのでナシ、
車ん中はやっぱ音楽が一番だよねー、と。
バスのカーステ(音楽再生専用にした古いiPhone)から、
今、オレもヨメもハマってる超ご機嫌なバンドをヘビーローテーション。
元々はTwitterで知り合ったのが、このバンドのトランペットの方(こんなバカブログを読んでくださってる稀有な人)なのだが、
プロフィールでバンドをやってると見て、
「ほう。バンドだと?よしよし。80年代にクソダサいバンドやってたオレのお眼鏡に適うかな?」
と上空目線で聞きに行ったら!
back stage × jamdabomb 《 swing party 》
どっわああ。なに?このカッコよさ。
オレだっていい歳した大人なんだし、
社交辞令で「バンドいいっすね?」とか
棒読みで褒めようと思ってたのに、
ガチでカッコいいのでどう褒めればいいか悩む男 is オレ。
10代の頃、女にモテたいってだけで(遠い目)
うっかりBOØWYとかThe Roostersとかやってたダサめなオレのクセに舐めたクチ聞いてごめんなさい。
超クールなFunk&HipHopのGROOVINなバンド(←知ったか)
jam da bomb(ジャム ダ バムと読む)
超絶オススメです!(社交辞令1mmもなし)
いつかライブにも行きたい。
しかもね、
オレが作りたいって動画はドス・カラスじゃなくてアレ方面。
ええい!オレだって…いつかあんなの作ったるんだから…。
ご機嫌な曲を聞きながら、
マウンテンベースに到着し、
さあ!
もう一度世界を驚かせてやろう。
ワクワクすんなあ!もう!
お前、どこ小?
サッカー(日本代表戦)はもちろん大好きだが、この大会見てて
キックオフん時に会場全体でカウントダウンするの興奮するね。
ラグビーのいいトコは、
選手が審判に判定を巡って食ってかかるコトがない
ってコト。
サッカーだと「手さえ出さなきゃいいんだろ?」と審判取り囲んでやいのやいのと食ってかかるが、ラグビーにはそれがない。
見ていて非常に気持ちがいい。
あと、ラグビーにはサッカーみたいに、シミュレーション(ファウルを受けていないのに倒れ込んだり、ペナルティエリアで大げさに倒れて審判を欺こうとする行為)がないこと。
これはいいよね。
大げさに倒れて痛がってるフリを見なくて済む。
最近じゃ高画質でいろんな角度からスロー再生もできるから、
シミュレーションなんてもう見てて恥ずかしい限り。
サッカーのそれはマジでウンザリするからね。
ラグビーなんて、逆に「うわああああ!それ死んじゃうううう!」
って当たり方されて倒れてんのに、
げ!マジか!立ち上がったああああ!とか、なんか涙出る。
前半、
アイルランドの見事なキックパスからのトライとか見せつけられて、
うあああ!やっぱ強え!
だったけど、
日本はこまめにペナルティキックをモノにして、
トライはないものの、なんと3点差で折り返すことに成功。
にわかのクセにアレだけど、
トライがあるないよりも、スクラムで負けてねえってのに鳥肌。
アイルランドにしてみれば「ほう。日本の分際で?やんのかコラ」ってアツくなるほどに、日本のスクラムは強い!
そんな印象だった前半。
▲ハーフタイム。
そして運命の後半へ。
ご近所迷惑がないので、もう遠慮なく100インチスクリーン越しに声援を。
もはやスタジアムの観客と一体化と言っていい。
あんな人混み行くのゴメンだし、ここで騒げる方が最高じゃねえか。
ウチのムスメだけがうるさい夫婦に超迷惑そうだったけど、
チロたんこそ赤白のブレイブブロッサムズのユニフォーム着てんだから、一緒に応援しようよー。
んで、
後半は明らかに日本のペース。
ウチら夫婦も前のめり。
動きもいいし、アイルランドにフィジカルで負けてねえ!!
アイルランドがどの程度日本を研究してきたか知らないけど、
まさか日本がスクラムに関して
「どうだ!俺たちのほうが重くて強いだろ!」
と、言い出すとは思ってなかっただろう。
興奮するわ!
相手ボールのスクラムを崩してペナルティをとり、
今度は日本ボールのスクラムから、
「俺、この戦争が終わったら結婚するんだ…」
って、まるで死亡フラグのような
「俺、この大会が終わったら医者になるんだ…」
って言ってる
福岡堅樹があああああああああああああああ!
どっわあああああああああああああああああああ。
トライ!トライ!トライ!トライ!トライ!トライ!トライ!トライ!トライ!
ラグビーW杯でアイルランドからトライを奪った医者
なんて日本中探したって彼ひとり。
信じられねえ。
いいお医者さんになってください。
大歓喜のスタジアム(とマウンテンベース)
このトライ(5点)で一気に逆転。
そしてコンバージョンキックも決まって16-12!
この日本の気温と湿度のせいか、疲労の色が濃いアイルランドは4人を一気に変えてくるが、日本のパフォーマンスはすこぶるいい。
中央で全く当たり負けしないし、うっかりしてやがると、
ウチの医者がサクッとパスカットしてとんでもない独走をしてみたり。
完全に日本押せ押せムード。
この後、
このペナルティゴールが決まれば7点差になる!って場面で、
祈る観衆。
同時刻同場面で、
祈る親方。
ウチの親方の祈りが通じて、
この日4本目となるペナルティキックを決める。
日本19-12アイルランド
残り時間10分を切った!
もしこの後、アイルランドに「トライ&ゴール」を決められても同点止まり。
なんという展開。
よおし!
なんかもう勝ちは見えちゃった。
後半から入った「田中・お前、どこ小?・史朗」が、
さすがベテランの落ち着きで、相手陣内でうまいこと時間を消費させながら、
ついに!
80分を経過。
あとワンプレーだ。
外に蹴り出してさえしまえばノーサイド(試合終了)
んが、その最後のワンプレーはアイルランドボール!
ここで信じられない光景が。
今日の自分らのデキ、そして日本のデキを考えると、
自分らがトライを決めに行くには距離がありすぎるし、
万が一にでも、この位置でペナルティでもやらかして、
日本にペナルティゴール決められた日にゃ…。
という思考が働いたかどうか、
まさかの負けてるアイルランドが
「日本さん…これで勘弁してください…」
(そんなコト言ってないけどオレには聞こえた)
と、外にボールを蹴り出した。
負けでも7点差以内ならボーナスポイント1点貰えるって予選プールなので、そのボーナス1点を取るために自ら負けを認めて外に蹴り出した(ように見えた)
ノーサイド。
うっわあああああああああああああああ!
やった!
やってやったああああああああああああ!
もう選手、スタジアムの観客、
そして5時間遅れのマウンテンベースは一体化。
日本すげええええええええ!
なんちゅうカッコよさか。
途中から解説者(もちろんラグビー元日本代表)が、
最高に頼りになる日本のキャプテン、リーチ・マイケル(上写真)を、
頑なにマイケル・リーチって言うので、
ははぁん。仲良しなヤツは彼をマイケル・リーチって呼んでんだな?と察知。
オレもこれからマイケル・リーチって言う。
なんならもっと親しみを込めてマイク・リーって言う。
なあ!そろそろお前、どこ小か教えてくれよ!!
ライブなら16時半に始まって18時ごろには日本中が歓喜していたであろう時刻から遅れること5時間半。
夜も更けてから超歓喜に湧いたマウンテンベース。
感動で震えた!!
今まで一度も勝ったコトない優勝候補アイルランドに、自国開催のW杯でマグレでも奇跡でもない完全な勝利。
選手達が試合後のインタビューで口々に「戦略プラン通りだ!」と言っていることからも、前回大会南ア戦の奇跡の勝利(ジャイアントキリング)と、今回は意味が違うことがわかる。
南ア戦では、
最後の最後ヘッドコーチが「引き分け狙いでいい!」と指示を出してるにも関わらず、
現場の選手達がそれを無視。(コーチ、ヘッドセット叩きつけてたwww)
引き分けじゃなく勝ちを取りに行ったギャンブルの結果の勝利。
(もちろん大感動だったけど)
今回は違う。
ギャンブルどころか、
アイルランドの強みである中央、スクラムに対して一歩も引かず、完全に真正面から迎え撃って、プラン通り完膚なきまでに勝利した。
これはこの先大きな自信になったろう。
オレたちはガチで強い!
やってきたコトは間違ってなかった!と。
加えて自国開催の強み。気候湿度に慣れてる上に圧倒的声援。
親方ともガッチリ握手。
オレら最高な試合を見ちまったな!!
時差はあったけど。
やっぱスポーツってのは結果を知ってからなんて見てられねえもの。
ここまでの興奮は外界の情報スベテを遮断して勝ち取ったオレらの勝利でもあるよな?
いや、まだ何も成し遂げてはいない。
あと予選プールは、
前回大会でも当たったサモア(前回は勝ち)スコットランド(前回は負け)が残ってるじゃないか。
ただし、日本ラグビー史上初のベスト8も完全に視野に捉えたし、俄然面白くなってきたのは間違いない。
まだまだ世界を驚かしてやろう!!
選手のみなさん、応援していたみなさん、ホントにおめでとう!!
これからも精一杯応援しましょう。
興味なかった人もぜひ応援してください。
興奮しちゃったオレは、
ええい!増税前に!と、
次からの応援用にラグビー日本代表のスポーツタオルでも買っちゃお!
と探しまくったけど、どこも売り切れでやんの…。
考えるコトはみな同じなのね。
あ、そういえば。
試合前、あんなに嬉しそうに会場からメール送ってきたJJだけど、
試合終了後メールはまだない。
死んだかな?死んだのかな?
おーい!JJ!
日本おめでとう!は?